近藤さなの家に向かうのは、ゴリ先生、早峰信二、大隣綾子と舞夜、それに進夢の五人だった。
唯一、家を知っている綾子が先頭だ。
すっかり夕刻を過ぎ、辺りには夜の帳が下りていた。
先生の説得にすっかり時間を取られてしまい、小学生が出歩くには、少しばかり遅い時間になってしまった。
――たぶん、帰ったら姉ちゃんに怒られるんだろうなぁ。
などと思わないではない進夢だったが、そうも言ってはいられない。
「こっちです、さなさんの家は」
案内を買って出た大隣綾子も、どうやら、同じようなことを思ったらしい。
「場合が場合ですから」
と言って、すぐに、立候補してくれたのだ。
ほどなくして辿りついたのは、ごくごく普通の一軒家だった。特に変わったところも見当たらないし、築年数的にも新しくもなく古くもなく。
強いて言うならば、家屋を取り囲む塀が普通より少しばかり高いだろうか? **************
*********************
***************************
*****************
*****************
**********
***********
*****************************
コメント
1件