母さんが新婚旅行で弟と二人きり1日目、話すことがなくて気まずい。
若井「…あ、そ、そうだ! 名前聞いてもいい…?笑」
大森「…あっ、はい。大森元貴です。」
大森「…」
若井「…」
…くそ、こいつ話終わらすの上手い奴かよ。
若井「…あ、俺は若井滉斗っていうよ!
そうだ、元貴君の部屋案内するね!」
俺は気まずい空気が流れないように
なんとか話を絞り出す
大森「は、はい…よろしくお願いします」
俺は2階へと元貴?っていうやつを
案内した。
若井「…元貴くんの部屋はここね!」
大森「わ…こんなお部屋、いいんですか、、?」
いちいち反応でかすぎだろ
返事困るんだけど
若井「いいよいいよ!笑 使っちゃって」
元貴君は目をキラキラ光らせながら
『ありがとうございますっ!!』
と言う。
…そんなに?
前の家では部屋がなかったやつなのかな。
そして夜が来た。
若井「これ、敷き布団だから敷いて使ってね。」
大森「はい、おやすみなさい」
若井「おやすみ」
部屋に戻る。
はぁ、やっと寝る時間が来た。
正直今日一日中相手するのも反応返すのも疲れるし、あまり話したくはないと思っていた。
こっちだってしょうがなく相手してあげてんだぞ、と
心の中で文句を言いながら布団に潜り込んだ。
15分程たった頃、ドアがコンコンと
ノックされた。






