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すれ違う人を横目にオフィスにたどり着く。

(百田さん!なにしてたの?)

(頼んだ書類は出来たの?仕事もしないでなにしてたの?)

こっぴどく怒られるさゆり。

仕事をしないで寝ていたのだから怒られても仕方がない。


(もういいわ!あの書類は明日でいいから今日は疲れたでしょ、帰りましょ)

だんだんと笑顔になってきた先輩。


先に帰る先輩。

同じオフィスの人たちもぞろぞろと出ていく。


仕事の残っている人が数人いる程度になった。


さゆりも試作品を取りに行くためにオフィスを後にする。



ずぐに目的のフロアにつき目的のスペースに直行する。

(よし、なにも変わってない!)

さゆりがここを離れた時と置いたものに変化はないようだった。

一度に入りきらないそれらを数回に分けて、運搬、する。

持っていく場所は自分の車だが何度も往復して怪しまれないように、忘れ物をして取りに行くような演技をする。

最後に談話室に残された試作品たちだ。

カバンの中を空にしてエレベーターに乗り込む。


小走りで談話室にってオムツたちを確保したい。

談話室の前まで来た頃、中から話し声が聞こえてきた。

(え?)

困惑するさゆり。

何人かのOLがおしゃべりしていた。

この際、取りに行くのを諦めようかと思ったが、そうもいかない。

もしあの棚を開けられて中のオムツをみられたら……

考えるだけで恐ろしい。

仕方なくゆっくりとドアを開けて中に入っていく。

響くドアの開閉音で急に静かになりさゆりの方に視線が集中する。

(みないで!)

心の中で叫びながら中に入っていく。

すぐにあの棚のところに行くと怪しまれないか不安になったので椅子に座りカバンの中を見ているフリをする。

中には何も入っていないので、フリ、だけだ。

横目で様子を見ながら席をたち棚の方に歩きだす。

少しして棚の前に着く。

後ろから見られてないか気にしながら棚を開けていく。

中にはパンパンのオムツ用品たちがある。

誰にも見られる訳には行かないので、モノを取る手が震えて力がはいらない。

なんとかカバンに詰め終わりそうになったとき、気が緩んだのか1つを落としてしまった。

(あ!)

慌ててそれを手繰り寄せなかったことにする。

ぎゅうぎゅうとオムツバッグに押し込む。

空の状態からパンパンに膨らんだバックになり談話室にいたOLたちも不思議そうにみている。

逃げるように部屋を出ていいタイミングできたエレベーターに乗る。

ここまで来れば!

と安心した表情にかわり落ち着きを取り戻していった。

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