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モブさん視点

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俺が世界の中心じゃないことに気づいたのはいつだっただろうか。


みんなが俺のことを慕ってくれていると思っていた。

みんなが俺のことを好きだと思っていた。


俺は 主人公ヒーローだと思っていた。


だけど現実そうではなかったらしい。

俺のことを好きなやつなんて居なくて、俺のことが嫌いな奴ばっかりだった。


俺は人を救うヒーローなんかじゃなかった。

それどころか、誰かの物語の主人公ですらなかったようだ。


辛かった。

ただただ辛かった。


主人公は、こんなことでへこたれないことくらい知っていた。

だから余計、辛かった。


そこから俺は、” 脇役 “として生きていくことにした。


モブ「ないこくん!おはよう!」

桃「……あ、早乙女くん。おはよう!」

モブ「昨日の宿題難しくなかった?僕手間取っちゃったな〜……w」

桃「あはは、分かる!難しかったよね、俺も時間かかっちゃったな。」

モブ「だよね!」


でも俺はまだ諦めきれてなかった。

主人公ヒーローの隣にだけでも居たかった。


モブ「ねえ、ないこく───」

青「ないこー、おはよ」

急に青髪の高身長イケメンが現れた。

桃「まろ!おはよ、寝癖やばくない?w」

青「そう?寝坊したからかな」

桃「寝坊しても髪はちゃんとセットしろよw」

仲良さげに話す二人。

そこで気が付いた。


俺、ないこくん主人公の隣ではなかったんだと。


青「うるせw」

青「……あー、ないこ、ソイツ誰?」

指を指され、驚いてしまう。

冷たい視線、一段と低い声。背筋がゾクッとした。

桃「早乙女くんだよ。それがどうかしたの?」

青「……そ。あ、ないこ。昨日の宿題分かんなかったから答え見せて」

桃「見せねえよ?」

青「えーー、なら解き方教えてよ〜〜」

桃「それならいいよ」

青「やったー」

呆然としていたら、まろという人物と目が合った。


青「……………」


俺の時だけ彼の視線が違う。


まるで” お前はここには居れない “と言われているようだった。



───俺、そこに居ることすら許されないのかよ。

俺、モブですらないのかよ。

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