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るぅと ぁ、さとみっ、
ど、どうしようっ、さとみくんがっ、
ガン!
るぅと 茜くんっ、
茜 っクソ!
茜 何のつもりだよあの怪異っ、!
カチッ、カチッ
ポウ
“我ら七不思議”
“神の名代を務め”
“此岸と彼岸の境を守るべしーーー”
カッ
カコ その約定にも関わらず…
此度の夜は次々怪異が境を超えてくる
難儀なことになっとりますのぉ
7番様
零番様
カコ 七不思議1番としてこれまで静観しとったが…
こうも次々依代を壊してしまうとは
カンカン
二番
五番
四番と…
いやはや
あれがどういった役割か知らんわけではなかろうに
ガタッ
ヤコ そーよそーよ!!
あんたに席番取られて以来…
訳わかんないのがうじゃうじゃ湧いて迷惑なのよ!!
土籠 お前は自業自得だろうが
ヤコ キーッッ!
ミライ じごうじとくにばんあたまわるーい
メイ 私はもう戦力に含めないでくださいねぇ
しがない絵ですので~
ミツバ (僕ってここにいていいのかな、?確かに三番だけど、)
コンコン,
カコ これお前たち静かに
盂蘭盆が近いというに七不思議の半数近くが空席となれば…
怪異共が学内に溢るるもまた当然よの
ミツバ ね、ねぇねぇ、盂蘭盆ってなに、?
土籠 聞いたことねぇか?
旧暦7月15日ーーー
今だと8月か9月頃……
いわゆるお盆ってやつだ
あの世とこの世の境目が最も曖昧になる期間のことだよ
カコ さて7番様 零番様
我らが首魁と学園の管理者よ
どうされるおつもりで?
花子くん どう、ね
1番は心配症だなァ
依代を破壊する意味くらいちゃんと知ってるよ
7番としての義務なら果たしてる
零番だってそうさ
それでいいだろ?
ちょっと学内に怪異が蔓延るくらい
莉犬 …きっと
カミサマだって許してくれるさ
ころん そ、れ、にー
盂蘭盆の対処なら6番がいるじゃん!
カコ 6番か、
あやつは極端なところがあるからのう
自体を収めるためとあらば
なにを仕出かすことやらーーー
さとみ ぅ、
さとみ ……
ギィーコギィーコ
さとみ ここ、どこっ、?
俺っ、どうしてこんなとこに…
「目ぇ覚めた?」
ハッ
さとみ お前さっきの、!
「うん?」
「その口ぶり」
「やっぱり君、」
「ぼくら怪異が見えるようになっとる見たいやね」
ズ、ア
さとみ さ、触るなっ、!
(フード被)
ポン
さとみ …花、?
「きらい?」
さとみ ……
ジワ…
ボロ
さとみ !
「あ、僕あんま生きてるものに触れんの」
「えらい怖がらしてしまったみたいやね」
「そやけど仕方なかったんや」
「生死の境を正すのには」
「君が…」
「伊邪那岐(イザナギ) 、 」
「男神の血が必要やから」
さとみ 俺、?
「そう」
ガポッ
「君にはここで、」