願いが叶う桜の木

願いを叶える桜の木2

※今回ちょっと短いです！

『よーし！そうと決まれば作戦を練りましょ！』

「作戦？」

『そう！作戦よ！どうやってあなたの事を好きにさせるかを考えるのよ！』

と、得意げに答えた。

「でも僕、今まで好きになった人いないし…そうゆうの分からない…」

マッシュは今まで山育ちでレグロとしか関わってこなかったのだから仕方がない。

言うなれば恋愛初心者だ。

『（初恋ってやつね…）ふふふ…私にいい考えがあるわ！』

「いい考え？」

『そう、ギャップを見せつけてやるのよ！』

「ギャップ…例えば？」

『そうね…髪型を変えてみるのはどうかしら。髪型で人の印象はガラッと変わるものよ！

あんた結構いい顔してんだからもっと顔出しなさい』

桜の木はそう助言した。

確かにマッシュは端正な顔立ちだ。だがしかし、周りにイケメンが多すぎてその魅力がかき消されているのだ。

「え、僕そんなにいい顔してるの？ちょっと自信湧きましたな」

と、当の本人は自分の魅力に気づいていないようだった。

『あんたねぇ…まぁそうゆう鈍感なとこも魅力ってことで考慮しましょう…

まぁ、この作戦で行くわよ！いいわね？』

「うす」

こうして第1回作戦会議、ギャップ萌え作戦が練られた。