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聖奈@垢変えたよ
こんばんわ!!
この作品はkzさんが傷つく系が
入っています。
無理な方は見ないでください!!
それでは𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠!
春の空気は、やけに軽かった。
入学式のざわめきの中
Kzは一人で立っていた。
知ってる顔はない。
けど、それでいいと思っていた。
一別に、一人でも困らない。
そう思っていたはずなのに。
教室に入ると空気がほんの少しだけ
変わった気がした。
視線が集まる。
すぐに逸らされる。
気にするほどでもない。
そう思って、席に座った。
自己紹介も、特に何も起きなかった。
名前を言って、座るだけ。
一それで終わるはずだった。
でも、その日から少しずつ何かが
ズレ始めた。
話しかけても、返事が返ってこない。
気づけば、周りはグループを作っていて
自分の席だけがぽっかりと浮いていた。
「なあ、あいつさ」
「ちょっと無理じゃね?」
聞こえるような声で、笑い声が混ざる。
一別にいい。
最初から、期待なんてしてない。
そう思っていたのに。
上履きがなくなった日
誰かが机に落書きをした日
「キモい」
小さく書かれたその文字を見たとき
胸の奥が少しだけ痛んだ。
一どうでもいいはずなのに。
その時だった。
「なあ、お前さ」
不意に、声がかかる。
振り向くと、見知らぬ男子が立っていた。
??「一人でいるの、つまんなくね?」
kz「 ……別に」
??「じゃあさ、俺と話そうぜ」
そう言って、そいつは当たり前
みたいに隣に座った。
一なんで?
??「俺、モブ太。よろしくな」
……意味が分からなかった。
でも。
kz「 ……kz」
気づけば、名前を返していた。
ーそれが、全部の始まりだった。
mob「なあkz、昼どうすんの?」
次の日も、その次の日も。
モブ太は当たり前みたいに話しかけてきた。
kz「……別に」
mob「じゃあ一緒に食おうぜ」
断る理由もなくて
気づけば隣に座っていた。
最初は、ただそれだけだった。
会話も、特別なことはない。
他愛もない話ばかり。
それなのに一
mob「昨日さ、マジで先生やばくてさ!」
楽しそうに笑うモブ太を見ていると、
…..少しだけ、居心地がよかった。
一なんでだよ。
mob「お前さ、もっと喋ればいいのに」
kz「別にいいだろ」
mob「もったいねーって」
そんなやり取りが、少しずつ増えていく。
気づけば、昼だけじゃなくて 登校も下校も
隣にいるのがたり前になっていた。
mob「kz、今日も帰るか」
kz「……ああ」
ー一人でもいいと思ってたのに。
いつの間にか、そうじゃなくなっていた。
ある日、モブ太が来なかった。
教室が、やけに静かに感じる。
一別に、どうでもいい。
そう思っていたのに。
何度も、ドアの方を見ていた。
昼も、一人で食べた。
味なんて、よく分からなかった。
ーなんだよ、これ。
放課後。
やっと来たモブ太に、思わず声が出た。
kz「遅い」
言った瞬間、少しだけ後悔した。
mob「え、なにそれ。待ってたの?」
笑われる。
kz「別に」
すぐに目を逸らした。
ー違う。
そうじゃないはずなのに。
mob「kzってさ、意外と優しいよな」
ふと、そんなことを言われた。
kz「は?」
mob「いや、なんかさ。 」
「放っておけない感じ?」
ーそんなこと、初めて言われた。
kz「……別に」
そう返しながら、
胸の奥が少しだけ、温かくなった。
ーこいつは、違うかもしれない。
そう思ってしまった時点で、
もう
遅かった。
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