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現世くるり ◤ ペア画なう ◢
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コメント
3件
し、✗ぬっ 0(:3 )~ 無事✗にました☆ もうほんとに今日の疲れが癒えてくんじゃぁ…… 神ってて神。 ありがとうそしてさいなら((
うわあ……読み終わってしばらく息ができなかった。すちの「愛」が怖すぎるよ。暴力じゃなくて、優しさでじわじわと「人形」にしてしまう感じ、本当にゾッとした。桃くんが抵抗しても「可愛い」で流されるあたり、完全に檻の中で飼い慣らそうとしてるんだね……。スープを拒否することで保ってた最後の尊厳すら、愛撫にすり替えられていく描写が胸に刺さった。ガラスケースの繊細な人形っていう比喩が、すちの中での完全な所有物としての認識を象徴しててたまらなかった。続きが気になる!
「」せりふ ()こころ
桃 side .
リビングの隅、すちの大きなクローゼットの壁に背中を押し付けて、俺は膝を抱えていた。
監禁されてから、どれだけの時間が経ったのか分からない。
窓の外を見ることも許されず、部屋の明かりだけが虚しく俺を照らしている。
すちが用意した食事には、一度も手をつけなかった。
触るのも、口に入れるのも恐ろしかった。
(食べたら、俺もすちと同じ怪物になってしまう)
そうやって、全身で拒絶を示せば、すちだって少しは諦めてくれるんじゃないか。
警察に行かせてくれるんじゃないか。
そんな、淡い希望を抱いていた。
だけど、すちは、そんな俺のささやかな抵抗を、まるで幼い子供の可愛いわがままでもあるかのように、優しく笑い飛ばした。
カチャリ、と鍵の開く音がして、すちが部屋に入ってくる。
その手には、湯気の立つ温かいスープの皿が乗っていた。
「らんらん、お腹空いたでしょ? 今日はらんらんの好きなトマトスープだよ。冷めないうちに食べてね」
「いらない……。触らないで」
俺が掠れた声で拒絶すると、すちは怒るどころか、ふふ、と愛おしげに喉を鳴らした。
すちはスープをサイドテーブルに置くと、俺の前に静かに膝をついた。
「拒食症の真似事? 可愛いね、らんらん♡俺の気を引きたくて、そんな健気なことしてるの?」
すちの大きな手が、俺の頬に伸びてくる。
俺はビクリと身体を強張らせ、思い切り顔を背けた。
けれど、すちは全く気にする様子もなく、俺の顎を細い指先で強引に固定し、正面から俺の瞳を覗き込んできた。
その瞳には、かつて俺を甘やかしてくれた恋人の優しさが、そのまま100パーセントの濃度で残っている。
人を何人も消した男の目ではない。
それが、何よりも狂っていた。
「そんなに怯えなくていいのに。らんらんはただ、ここで俺に愛されていればいいんだよ」
「すち、お願いだから放して……。俺、学校に行きたい……普通に、暮らしたいよ……っ」
「普通って何?」
すちの声から、一瞬だけ温度が消えた。
「俺以外のノイズに囲まれて、俺以外の奴らに笑顔を振りまいて、誰かに傷つけられるかもしれない世界に帰りたいの? そんなの、俺が絶対に許さない。らんらんは、俺だけのものなんだから」
すちはそう言うと、俺の震える身体を軽々と抱き上げ、ベッドの上へと横たわらせた。
抵抗する気力すら湧かない。
すちの圧倒的な力の前に、俺の身体はまるで、ただの布切れのようだった。
「ほら、見て。ご飯食べないから、少し痩せちゃったね。でも、今のらんらん、すごく綺麗だよ。白くて、細くて……まるで、ガラスケースに入ったフランス人形みたいだ……♡」
すちは俺のパジャマのボタンを外し、露出した鎖骨の窪みに、そっと唇を寄せた。
ちゅ、と小さく肉が爆ぜる音が、静かな部屋に響く。
「嫌だ……、やめて……っ」
「いいよ、拒絶しても。らんらんがどんな顔をしてても、俺はらんらんを愛してあげるからね」
すちは俺の耳たぶを優しく噛み、首筋を何度も愛撫していく。
その手つきは、どこまでも過保護で、どこまでも大切に壊れ物を扱うかのようだった。
殴られるわけでも、罵倒されるわけでもない。
ただ、圧倒的な『正しい愛』として、俺の自由も、拒絶も、すべてがすちの大きな手のひらの中で、優しく握り潰されていく。
恐怖で涙がこぼれ落ちる。
すちはその涙を舌で愛おしげに舐めとると、俺の耳元で、甘く、冷たく囁いた。
「大丈夫だよ、らんらん。らんらんが動けなくなっても、俺が一生、お世話してあげるからね」
すちの腕の中で、俺は自分の意思が、人間としての尊厳が、じわじわと『人形』へと作り変えられていくような、底知れない絶望に震え続けるしかなかった。
【れ】
episode 11 . fin_