こんにちは!
最近ジュース買いすぎて100円玉全部なくなってることにさっき気づきました。
オレンジジュース美味しいですよね。
りんごとオレンジなら断然オレンジ派です。
注意事項
地雷さんや苦手な方はそっと閉じてください
この作品はご本人様と何一つ関係ありません
コメントをする際には批判ではなくアドバイスをしてください。
それでは楽しんでいってください!
葛葉さん視点。
「着いたよっと。」
メッセージを送信して時計を見る。まだ約束の15分前だ。流石に早すぎるな、なんかして暇を潰すかぁ。ふと前を見ると手を繋いで歩いてるカップルがいた。彼女の方は嬉しそうで彼氏の方は恥ずかしそう。ザ・青春って感じの光景に思わずキュンとする。
「良いなぁ。」
もし告白が成功したら俺もローレンと手を繋げんのかな。ぎゅーしたりちゅーしたりそれ以上をしたり……。やばい考えただけで恥ずかしい。浮かれるな、まだ成功するか分かんねぇんだから変な期待はつらくなる。
「でももし成功したら……///」
「うわぁ。どうしよぉ///」
色んな事を想像してしまってゴニョゴニョと喋る。喋んなきゃキャパオーバーになる。まぁ自滅なんだけど。
『なにニヤニヤしてんの?』
「いやもしローレンに、っ!?」
『俺がなに?』
「いやなんでも無い!」
まずいってもう!バレるとこだった。ていうかローレン毎回後ろから話しかけるじゃん。
普通に話しかけろよ。心臓に悪い。
『ふふっ、まぁ良いや。行こ!』
そう言って歩き出すローレンの後ろ姿を追う。長い赤髪が太陽で光ってなびく。
「綺麗、、、。」
『葛葉!早く!!』
「あっ、ごめんって置いてくなぁ!」
走り出したローレンを必死に追って走る。
もう待ってろって。店につく頃にはすっかり息が上がっていた。
ローレンさん視点。
店の中に入るとクーラーの涼しい風が体をつきぬける。5月とは言え最近は夏のように暑い。席に案内されて座る。完全に個室ではないが仕切りがあって他の人の話はほぼ聞こえない。告白に完璧すぎる。神様マジありがとう!
「ローレンは何にすんの?」
さっきまで息が上がっていた葛葉だったが涼しい店内と水で落ち着いたようだ。
『あぁ、じゃあこれかな?』
メニューはどれも美味しそうだけど時間が早めなので10時のおやつだな。そう思ってチョコのアイスクリームを指さす。コーンが良いけど溶けたときに面倒だと思いカップを選んだ。その間に葛葉が あれもいやこれも、と呟いてしかめっ面をするもんだから面白い。
「じゃあ俺クリームソーダにするわ。」
葛葉が指さしたクリームソーダの写真にはアイスにチョコとクッキーで出来た耳がのっていて犬になっている。葛葉、犬好きだもんね。喉まででかかったその言葉を抑える。気づいてないと思ってるのか目を輝かせて犬のアイスを見てる葛葉。素直で可愛らしいその顔をみてからかってやろうという邪心が無くなる。やっぱ天使だろ。
葛葉さん視点。
「わぁ✨️可愛い!」
注文したクリームソーダとチョコのアイスが届いた。うん、やっぱ俺センス良いな。めっちゃ可愛いし美味い。
『良かったね。』
ローレンはからかって来るかと思ったけど優しくこっちを見ているだけだった。その表情がいつもより甘くてドキッとする。もしかしてローレンは俺の事、、、。そんな淡い期待をこめて口を開いた。
「なぁ、ローレンは好きな人いんの?」
『おぉ急だな。でもいるよ。 』
いるんだ。叶かなふわっちかな。
「どんな人なの?」
『んー、いつもふざけけて明るいんだけど』
ローレンが考える仕草をして話し始める。
「うん。」
『実はすごい頑張り屋さんで優しくて。』
あぁ、俺じゃない。俺はニート吸血鬼でヒモ希望。どこにも頑張り屋さん要素がない。人のこと煽るし優しくもない。やっぱ叶なのかな。
『とにかく可愛い。あとめっちゃ美人でさ』
「っ、うん。」
絶対に叶じゃん。なんで俺じゃないの。俺だって色々頑張ってアピールしてたんだけど。
視界がにじんで前が見えない。
『本当に大好きなんだよな。』
照れててでも大切でたまらないのが声色で嫌なくらい伝わってきて。あっやばい。
「なんで、なんで叶なの?」
『えっ、葛葉?どうしt』
「俺の方が!好きなのに、、、、」
ぽろぽろと涙がこぼれる。もう無理、とまらない。
「思わせぶりなんだよぉ!期待ばっかさせて。俺もしかしたらって嬉しかったのに、」
言ってしまった。絶対ローレン困ってるだろ。何やってんだよ、叶いい奴じゃん。好きになるのも分かるし納得なのに。
「やだ、、。俺じゃなきゃやだよ。」
ローレンさん視点。
泣き出してしまった葛葉の言葉に耳を疑う。
『葛葉それ本当?』
「こんな嘘つくわけないだろ。」
嘘じゃない、つまり本当。葛葉も俺のこと好きなんだ。嬉しいけどいまは葛葉を落ち着かせないと。
『葛葉?俺の好きな人葛葉だよ。』
「えっ?」
驚いて目を見開いている葛葉。その大きな赤い目からその間も涙がこぼれ落ち続けている。
『だから俺の好きな人は葛葉なんだよ。』
葛葉を手を強く包み込むように繋いでしっかりと目をみて伝える。
「本当?嘘じゃない?」
繋いだ手を信じられないとでもいうように何度もみながら不安げに聞かれる。
『本当、俺は葛葉が大好きで一番大切なんだよ。だから泣かないで。ね?』
「ローレン俺のこと好きなの?」
『うん。世界一ね。』
だんだんと頭が追いついてきたのか顔が真っ赤に染まっていく葛葉。本当に愛おしい。
「あの、えっ?、、ほぇ。」
『ふふっ分かってくれた?』
「うん、俺もローレンのこと好きだよ///」
葛葉はもう涙がとまっていて幸せそうに笑っている。さぁ一番大事なこと言いますか。
『葛葉、絶対に大切する。俺と付き合ってください。』
「えへへっ!良いよ。」
『なにその笑いかた可愛い。』
「かっこいいが良い!」
『はいはい笑。』
葛葉さん&ローレンさん視点。
俺はかっこよくて優しい彼氏を
「誰より一番愛してる。」
俺は可愛くて頑張り屋の彼女を
はい!
ここまで読んでくれてありがとうございます
これで一応完結となりますが2人のその後のストーリーをちょくちょく投稿したいと思います!シュチエーションのリクエストをコメントでお待ちしてます。
以上きい。でした(*‘ω‘ *)