ねぇ、みんなどこなの
日記に殴り書きでそう書き込んだ後、日記を投げ捨て廊下に飛び出す。
はぁはぁと息を切らしながら皆を探す。
いつの間にかはぐれてしまった。
キョロキョロ辺りを見渡していると、瑞希を発見する。
そして瑞希に引っ張られながら私は階段に座り込む。
息を整えながら奏の事を待っていて、暫くすると足音が聞こえてきて奏が現れた。
奏も階段に座らせ、少し皆で話した後屋上に向かう事になった。
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なんとかまふゆのおかあさんらしき人を撒きながら、屋上の扉を開けた。
屋上へ入ると夜風が冷たくて気持ちいい。
『はぁ、なんとか来れた… 』
「あれ、まふゆは…まだだね」
「うん、大丈夫かなぁ……」
瑞希が屋上のフェンスにもたれ掛かる。
そして瑞希は屋上から下を見下ろした
__その時。
一瞬で瑞希の顔が絶望した顔に変わる。
『…瑞希?どうかした?』
「ッ、下…下……!」
瑞希は下を指差しながら口を手で抑える。
私と奏も下を覗き込むと、下には血溜まりの真ん中に居るまふゆが居た。
「ッ、まふゆ……!?」
『何で…何で……!』
「わかんない…何、何、なんで……」
すると扉が勢いよく開き、まふゆのおかあさんがカッターを突きつけながら近付いてくる。
「はぁ、やっと居た…!」
「……まふゆの恨み、これで晴らしてやるんだから…!」
「もうまふゆを呪うのは辞めて!!」
その言葉で皆ハッとする。
1つのニゲル手段を思い出す。
「…ねぇ、皆。……想ってる事は同じだよね?」
「うん…仕方ないね、、」
『そうよね、皆一緒に……』
そして皆でフェンスをよじ登り、フェンスの外にある少しの足場に立つ。
「ちょ、ちょっと…何してるのよ!! 」
まふゆのおかあさんが声を荒らげるのと同時に皆で飛び降りた。
不思議とこわさはなかった
コメント
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きっと、大丈夫なはず。
ま、待って 皆居なくなっちゃったら… というか、もしそれでタヒねなかったら…!