担「では、これで健康診断は終わり。それぞれ更衣室で制服に着替えて教室に戻れ。
次のクラスが更衣室に来るから、なるべく急げよー」
進藤先生はそういうと先に体育館から出て行った。
次の準備でもあるんだろう。
夕「はるちゃん、更衣室いこ」
「いやでも私制服のままだし」
夕「いいじゃん、さっきもいたんだし。いこいこ!」
夕海は私の手を引いて女子に混ざり更衣室へ向かった。
-雪斗side-
キス、って単語を出したらはるちゃん固まってもーた。
だって160cmと172cmなんてちょうどええのに。
蒼「さっきはるちゃん、フリーズしてたけどなんの話してたん?」
雪「えー内緒。蒼がさっきの秘密教えてくれたら教えてやってもええけど」
蒼の秘密。僕だって知りたい。
はるちゃんと何話してたんか、気になる。
蒼のほうが席近いから、自然とはるちゃんと会話する回数が多い。
むー。僕だって仲良くしたいのに。
凛「……」
???
凛が見てくる。
雪「凛?」
凛「..別に、何も」
なんや僕の顔になんかついとったんかいな?
雪「凛、なんなん?そんなに見て」
凛「いや…あんまり、女なんか信用するな..」
凛は根っからの女嫌い。
でも僕らには優しい。
…多分。
これも、僕らを想って言ってくれてることなのもわかる。
雪「凛、はるちゃんとかゆうみちゃん、優しくていい子よ?」
凛「……」
雪「トラウマなん分かるけど、ずっとそのままってわけにもいかんでしょ」
凛は答えない。
基本無言みたいなことは多い。
けど、
雪「否定しないんやね」
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