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35 - 授業-9- 雪斗side

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2025年02月20日

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担「では、これで健康診断は終わり。それぞれ更衣室で制服に着替えて教室に戻れ。

次のクラスが更衣室に来るから、なるべく急げよー」


進藤先生はそういうと先に体育館から出て行った。


次の準備でもあるんだろう。



夕「はるちゃん、更衣室いこ」

は「いやでも私制服のままだし」

夕「いいじゃん、さっきもいたんだし。いこいこ!」


夕海は私の手を引いて女子に混ざり更衣室へ向かった。















-雪斗side-




キス、って単語を出したらはるちゃん固まってもーた。

だって160cmと172cmなんてちょうどええのに。



蒼「さっきはるちゃん、フリーズしてたけどなんの話してたん?」

雪「えー内緒。蒼がさっきの秘密教えてくれたら教えてやってもええけど」



蒼の秘密。僕だって知りたい。

はるちゃんと何話してたんか、気になる。


蒼のほうが席近いから、自然とはるちゃんと会話する回数が多い。


むー。僕だって仲良くしたいのに。



凛「……」



???


凛が見てくる。



雪「凛?」

凛「..別に、何も」



なんや僕の顔になんかついとったんかいな?




雪「凛、なんなん?そんなに見て」

凛「いや…あんまり、女なんか信用するな..」


凛は根っからの女嫌い。

でも僕らには優しい。

…多分。


これも、僕らを想って言ってくれてることなのもわかる。


雪「凛、はるちゃんとか夕海ちゃん、優しくていい子よ?」

凛「……」

雪「トラウマなん分かるけど、ずっとそのままってわけにもいかんでしょ」



凛は答えない。


基本無言みたいなことは多い。


けど、






雪「否定しないんやね」











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