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7 - EP7 変わらない野望

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2025年08月29日

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※この作品は私の前垢にて投稿していた《拝啓、本当の幸せを求める君へ_。》という作品のリメイク版です。

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↑リメイク前を観たい方は、こちらの方を検索してご覧ください。


※小説の中で、暴言等の要素を含みますが、これらを肯定したり、助長したりなどの意図は一切ございません。

_________


ランダ達は、一度マイマイ洞窟を仮拠点とし、幹部が落としていったチップを、キュウメイに調べて貰っていた。


《…どうです?何か分かりましたか師匠》


《…今このチップを開封したんだけど…》

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《こんな感じの資料が出てきたよ》


そこには文字と資料がびっしり書いてあるデータが入っていた。


《うわっ、何だこれ…古代文字?いかにも重要そうなデータだな》


《なんか王冠みたいなのについて詳しく書かれてるね》


《このデータは恐らく、ソルーンクラウンの事について書いてあるね。》


《…あの…ソルーンクラウンって…?》


《ソルーンクラウンは、莫大な負の力と引き換えに、強大な力を授けると言われている、いわゆる【破滅の王冠】だ。》


《闇のエネルギーみたいな感じか…》


《そうだ、君達があった組織の名前は…》


《何だっけ…えっと確か…》


思い出せずにいると後ろからナビるんが答えた。


《確かヴァルキューレと名乗っていました、ランダが中二病臭いとか言ってた》


《え??俺そんな事言ってた??》


《言ってた言ってた》


《ヴァルキューレ…世界征服…ソルーンクラウン…何か関係がありそうだね、詳しく調べておくよ。 君達は引き続きリヨさんの行方を追ってくれ》


《はい、宜しくお願いします》


そう言うと通信画面がプツリと切れた。


《ヴァルキューレ…何だかやばい奴(中二病)の集まりみたいな感じなのかな…世界征服するとか言ってたしね》


《…》


羽衣は下を向いて何かを考えていた。


《…?羽衣?どうしたの?》


《…あの幹部内の一人…見覚えがあるんだよな…誰だったかな…》


《見覚え?知り合いだったりするの?》


《誰かは思い出せないけど…何処かで見たことあるような…身内か知り合いか…》


《知り合いなら余計に戦いづらいね…》


《…ねぇ、話変わるんだけどさ、あの時の幹部、めちゃくちゃ強かったよね?幹部であれだけ強いってことは…ボスはそれ以上に強いんじゃ…?》


《確かにそれはそうだな…特訓するべきか…?》


《…それだったら俺いいとこ知ってるぞ》


《本当!?それって何処なの?》


《風妖の盆地って所だ。師匠と何回か行ったことあってな。師匠の弟、ソウマが稽古してくれたりしたんだ。ソウマに頼みこめば、稽古してくれるかもしれない》


《ほぇ〜…すげぇな》


《だがな…海を超えて場所も転々しないと行けないから大変なんだよな…》


《…まあまあ大丈夫でしょ、風妖の盆地着く前に仲間増やせるかもだし》


《…それもそうだな》


《よーし!!じゃあ次の目的地は風妖の盆地に決定ー!!》


《よーし!!早速レッツゴー!!》


《まて、その前にまた幹部が来たらどうする。策考えとかないといけないだろ》


《あっ、そっか…ついうっかり…》


つい早とちりしてしまうランダとナビるんだったのだった。

_________


《…ただいま戻りました》


《ご苦労様であった。ランダとその仲間は排除出来たのか?》


《実はしたっぱから援護要請が来て、そっちの方に行ってる間に逃がしてしまいまして…申し訳ございません》


《…まぁいいだろう。次は必ず仕留めろ》


《了解しました。あと一つ、前頼まれていたデータを分析してみました。》


《ほう。で、分析結果は?》


《分析結果はチップに…あれ?無い…》


《…もしかしてお前、逃げる際に落とした?乙やん》


《あっ…》


《…あのチップは盗み出したデータの一部だぞ、どう落とし前つける気だ? もしもランダ達に見られでもしたら…》


《…申し訳ございません、出来る限り探してみます…。》




《…え〜?お前らまたミスしたの〜?》




《…あのなぁ……部外者が口を出すなよ、そこにいるんだろ?“ヴェロニカ“》


《…あーあ、バレてた?流石無情》


《お前何処行ってたんだよ…丸2日いなかったろ…!?バカなの???》


《ごめんごめん、街壊すの妨害してくるもんだから手こずっちゃって☆》


《…貴方、計画以外にあまり動くなと指示されてたでしょう…そもそも、計画把握してます?》


《…そういえばなんかあったな…M-96、忘れたからもう一回教えて〜》


《…はぁ…貴方って人は…計画の内容は、皆既月食の時にソルーンクラウンの力を使って、世界をヴァルキューレのものにするんですよ…》


《あーそんな感じそんな感じ〜》


《こいつの記憶力金魚以下かよ…いや、一緒にされる金魚が可哀想》


《…なんだと無情?》


《耳大丈夫そ?耳鼻科行って来いよ》


《何してるんですか…そうだ、〇〇様、次の皆既月食は何時ですか?》


《…さあな、皆既月食だが、一番綺麗に太陽と月が重なりし時、世界が生まれ変わるといって良いだろう。誰にも邪魔なんてさせない。ソルーンクラウンを我々が持つ限り、世界はヴァルキューレの手の中にあるのも同然だ。》


《成程…次の皆既月食が楽しみですね》

_________


補足


❏ヴァルキューレの企み

ヴァルキューレは、ソルーンクラウンと呼ばれる破滅の王冠の力を使い、世界征服を目論んでいる…らしい。


キャラクター情報


❏無情 ♀

ヴァルキューレ幹部の一人。

見てわかる通りめちゃくちゃ毒舌。


❏M-96 ♂

ヴァルキューレ幹部の一人。

知的で誰よりもしっかりしてる。


❏ヴェロニカ ♂

ヴァルキューレ幹部の一人。

チャラ男で、物事を記憶する事が苦手。


❏羽重 ソウマ

羽衣の師匠、キュウメイの弟。

風妖の盆地と呼ばれる場所に住んでいる。

_________


→次回

《旅人達の金稼ぎ》

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