・人外パロ(吸血鬼パロ)
・ほぼ紫さんのみ
・なんでも許せる方向け
・なんでもいいよ!って方はどうぞ
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sm side
もう、隠すのも限界を迎えそうだ。
こうなるんだったら、人間界に来なければよかった。
俺は吸血鬼である。羽根や牙などは隠していたが、もう限界だ。これ以上は隠して居られない。
彼らに嫌われたくないから。だから。出ていこう。バレて、拒絶されるより全然良い。
最後に会いたかったが、この前戦争が終わったばかり。戦後処理で忙しいのを邪魔する訳には行かないから。
満月の雨の日に、出ていった。
雨で良かった。本来なら、満月に当たると記憶が無くなり暴走してしまう。この程度なら記憶が無くなるだけで済むだろう。
彼奴らとの記憶を消せる。余計に辛くならなくて良くなるな。楽しかった日々の記憶が無くなるのは嫌だが。まぁどうせ消えてしまうのだから仕方がない。ポジティブに行こう。
森の中。古い家を見つけた。簡易的だが生活用品は揃っている。このままでは死んでしまうから。使わせて貰おう。
俺は人間も吸血鬼のハーフだから血を吸わなくても生きていける。だから大丈夫。
午前7時。そろそろ寝ようか。
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パンダパーカーを着ている青年。
顔には水色の靄がかかっている。
少し高めの声で、自分より少し低い背丈。
甘いものが好きなようで、お菓子を食べている。
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このひとは、だれだろう。
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赤と黒の緩めのパーカーに、白いヘッドホンを付けた青年。
顔には赤い靄がかかっている。
ふわふわした声で、自分より高い背丈。
それと、緑のパーカーに、ライダージャケットの様なものを着ている、赤いヘッドホンの青年。
顔には緑の靄がかかっている。
低い声で、自分より少し低い背丈。
彼らは戦うのが好きなようで、2人で模擬戦をしている。
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うごきがはやいな。
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青いジャージを着た青年。
顔には青い靄がかかっている。
透き通るような声で、自分と同じくらいの背丈。
歌うのが好きなようで、水色の彼と歌っている。
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うたがうまいんだな。
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黄色と黒の和服を着た青年。
顔には黄色い靄がかかっている。
少しダミ声で、自分より少し高めの背丈。
料理が好きなようで、6人分も作っている。
ーーー
とてもおいしそうだ。
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…あれ?彼らは5人だが。6人分なのは何故だろうか。
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ずっと、ずっと。彼らの夢を見る。
見る度に、懐かしくなって、申し訳なくなる。
会ったことも、見たこともないのに。
そもそも俺には仲間なんて居ないのだ。
では、この胸の寂しさは何なんだろう。
こんなことを考えている内に、泣いてしまっていたようだ。
頬が濡れている。
何故思い出せないんだろうか。
そもそも知っている人達なのだろうか。
辛くて、苦しくて、寝れなくなった。
なんて、彼らに言ったら笑いそうだな。
ーーー
No side
やがて彼は孤独に耐えきれなくなってしまった。
感情が無くなったようだ。
ずっと1人故、声もあまり出なくなっている。
夜に、狩りに出て。
昼は、持ってきたパソコンでハッキングしたりして、稼いでいるようだ。
寝れなくなった彼は倒れてしまった。
ーーー
みずいろのかれが、しょるいにおわれてる。
きいろとあおいろが、かんししてるようだ。
あかいろのかれも、しょるいがおくれているらしい。
みどりいろは、わらってるきいろとあおいろをみてこわがっているみたいだ。
ふと、かれらとめがあった。
そのしゅんかん、
顔の靄が消えた。
ーーー
sm side
そうだ。そうだったな。俺には仲間が居たんだ。吸血鬼なのがバレたくなくて、拒絶されるのが嫌で逃げ出したんだ。
全部思い出した。
今考えれば、彼奴らが拒絶するはずないのに。
…また会いたい。
自分から出ていった癖に、また会いたいだなんて。
我儘過ぎる。
それでも、嘘でもいいから、仲間だって言って欲しかったな。
まだ眠いな。もう少しくらい、寝てもいいだろう。
ーーー
なんだか暖かい。
快晴の空みたいな、
お日様みたいな、
草原みたいな。
それで居て少し冷たい。人間の肌のようだ。
氷みたいな、
月みたいな。
何故か、安心できる。
そんな気がするんだ。
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sm side
ん…そうだ、また寝て居たんだった。
?「!…起きた!!スマイル起きた!」
??「スマイル起きた〜!!」
????「嬉しいのは分かるけど静かにね?」
??????「まぁ今日くらいいいんじゃね、出ていった此奴が悪い。」
???「スマイルのせい…w」
あ、え…
sm「…..な、で?」
kr「声ガラガラ過ぎだろw」
sh「どんだけ喋って無かったんだお前w」
nk「スマイルぅぅ〜…」
sm「なくな、な、む。ぶる、くも。」
br「だってぇぇぇ…..」
kn「で、なんで出ていったんですかね??」
sh「まぁ粗方予想つくけどな。」
sm「…え、」
…あ。
nk「どうせ!!拒絶されるとか思ったんだろ!!んなわけないだろ!!!だって!」
「俺らは”6人で”ワイテルズなんだから!!」
「…!!」
僅かに彼らと呼吸を合わせながら、
思わず目を見開いた。
そういう奴だったよ、お前らは。
Nakamu、Broooock、シャークん、きんとき、きりやん。
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end
はいこんにちは。
今回初の曲パロです。なんの曲か分かりますかね?
タイトルに曲パロとか入れてないんで途中で気づけたら凄いですね。
曲と考察、待ってます。
ボツにするか迷った挙句ここまで書いて勿体ねぇと思ったので出しました。
少しでも楽しんで頂けていたら幸いです。
本当はメンバー視点も書こうと思ってたんですけど力尽きました。
なので一部の歌詞無いです(ごめんなさい)。
因み最初の隠すのも限界を迎えそうってのは、羽根とか能力?で隠してたんですけど、隠すための魔力が尽きそうだからって感じです。
最後の「粗方予想つくけどな」は羽根が見えていたからです。
考察のためのヒント
「なんだか暖かい。
快晴の空みたいな、
お日様みたいな、
草原みたいな。
それで居て少し冷たい。人間の肌のようだ。
氷みたいな、
月みたいな。
何故か、安心できる。
そんな気がするんだ。」
そんな気がするんだ。と言う歌詞があります。
コメント
3件
あうー。曲わかんないけど(´・ω・`) めちゃめちゃいい話だね!! 好きだわー
曲パロ分かんねぇ…() 感動系のいいお話だ()