テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

じゃぱぱ、好きになってもいいですか?〜SnowMan、恋の戦争開幕〜

一覧ページ

「じゃぱぱ、好きになってもいいですか?〜SnowMan、恋の戦争開幕〜」のメインビジュアル

じゃぱぱ、好きになってもいいですか?〜SnowMan、恋の戦争開幕〜

5 - 第5章 じゃぱぱの答えは誰に…?涙とキスと、最後に選ばれる“たったひとり”

♥

10

2025年05月20日

シェアするシェアする
報告する

第5章


翌朝、空は真っ青だった。

けれど、じゃぱぱの胸は曇り空だった。

「誰かを選ぶって……そんなの、できるわけない」

前の晩、SnowMan9人から告白されたじゃぱぱは、温泉宿のテラスで一人、考え込んでいた。

思い出すのは、優しい声。

笑ってくれた顔。

自分を大切にしてくれた言葉。

どれも全部、嘘じゃなかった。

だからこそ、傷つけたくなかった。

「それでも、ちゃんと答えないと……」

拳をぎゅっと握りしめ、じゃぱぱは立ち上がった。


■ 告白の場

夕方、じゃぱぱは全員を呼び出した。

9人が一列に並ぶ姿は、まるで最終選考会。

「昨日のこと……全部、本当にびっくりしました。正直、どうしていいかわからなかった」

じゃぱぱの声が震えていた。

「でも、逃げるのは違うって思った。だから……自分の気持ち、ちゃんと伝えます」

みんなが固唾をのんで見守る中、じゃぱぱは――

目黒蓮の前に、一歩、足を進めた。


■ じゃぱぱの答え

「目黒くんの言葉が、ずっと胸に残ってた。最初に“魅力的”って言ってくれて……なんか、自分がちょっとだけ特別になれた気がした」

「一緒にいた時間はそんなに長くなかったのに、不思議と安心できた。気を張らずに、自然体でいられたんだ」

目黒の目が、大きく見開かれる。

「他のみんなのことも、大好きです。だからこそ……ごめんなさい。俺が選ぶのは……目黒くん、です」

じゃぱぱが深く頭を下げると、沈黙のあと――

目黒が、優しく笑った。

「……ありがとう。俺も、ずっとじゃぱぱを見てた」

じゃぱぱの目に涙が浮かぶ。

「…嬉しい。でも、みんなには申し訳なくて……」

他の8人は、それぞれ複雑な表情を浮かべながらも、ふっ…と微笑んだ。


■ SnowManの反応

「…目黒に持ってかれたかー!」(康二)

「そっか。なら、これからは俺たちがふたりを見守る番だな」(岩本)

「動画は引き続き一緒に撮ろうね!もちろんゲーム実況も!」(佐久間)

「幸せになんなよ〜!泣くぞ俺〜!」(阿部)

「……じゃぱぱを選んだなら、それが一番いい答えだと思うよ」(渡辺)

「これからはライバルじゃなくて、味方やな」(深澤)

「目黒、ちゃんと守ってあげて」(宮舘)

「じゃぱぱが幸せそうなら、それでいいや」(ラウール)

そして、最後に。

目黒はじゃぱぱの手をそっと取り、囁いた。

「これからは俺のそばで、もっと笑って。…俺がその理由になるから」

その瞬間、じゃぱぱの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。

――こうして、9人の恋の戦いは幕を閉じた。

たったひとりの、“本気の恋”が始まった。

loading

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚