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…だけど、本当の恐怖体験…いや、学園生活はまだまだこれからが本番で…
校舎の屋上から全てを見届けていた臼見沢先生が、ウサギのウー助を抱いて不気味な笑みを浮かべた。
臼見沢「おほほほ…今回は運が良かったようですねえ。でも、ここからが本番ですよ…」
一体どう言う事なのか。皆を何が待ち受けているのか…こればかりは、皆にも分かるはずが無かった…
・
──数日後の1年A組。
コマとアゲハが真剣な面持ちでノートを埋めていく近くで、ジンペイは相も変わらず居眠り中。
だがこれこそ平和の証拠。
数日前の激闘が無かったかのようにすっかり元通りの日々に、マタロウは満足そうに微笑んで、何気なく窓の外を見た。
…すると!窓の外に、サラリーマン風のスーツを身に纏った巨大なおっさんが、のっしのっしと歩いていくのが見えた!!
マタロウ「!!!」
まさか。巨大なサラリーマンなんて、いるわけがない。何もかも数日前に終わった筈じゃないか。
見間違いだと言う事を祈ってもう一度窓の外を見ると、その姿は消えていた…
──さらに数日後。
学校に続く桜並木の途中で、ジンペイとアゲハは桜の花びらの下に小さなYメダルを見つけた。
思わず拾い上げる。
そのメダルには…
「……!!」
あの恐ろしいメドゥーサの姿と、『恋愛禁止の呪い』と言う文字が刻まれていた…!
・
一体、これから何が始まるのだろう…?
マタロウもジンペイもアゲハも、まだ知らなかった。
全ては、ほんの始まりに過ぎないのだと言う事を…
妖怪学園Y~猫はHEROになれるか~
~To be continued~