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翌日
やっぱりあまり眠ることが出来なかった。
でも今日も仕事があるので準備してマネージャーの車に乗る。
ryoちゃんとどんな顔して会えばいいかな。
車に揺られながらそんな事をずっと考えていた。
「おっはよ〜!」
「あ、mtk!おはよ!」
結局いつも通りに接するのが一番良いという事に落ち着き、普通にあいさつをした。
良かった。ryoちゃんもいつも通りだ。変に落ち込みも喜びもしていない。
「ねぇ、昨日の僕の家に来るやつ今日なら良いよ〜?」
うわ、ryoちゃんからその話題を持ち出して来るとは。
でもryoちゃんからの誘いだ。行く一択なんだよな。
「お、まじで?じゃあ今日行くわ。」
「おっけ〜!」
「あ、お酒持ってていい?」
今の僕だとryoちゃんと2人で仕事以外の話をまともに話せるような気がしないので、お酒の力でも借りようと提案した。
「良いけど、mtkがお酒飲みたいなんて珍しいねぇ。」
「いや、何か飲みたい時期なのよ。時期。」
また「その原因はお前だよ!!」っと叫びたいが我慢して適当に言葉を流す。
「何よ、その時期笑。分かったよ。家で待ってるね。笑」
その話を深掘りしない感じが大好き。自分はやっぱりryoちゃんが好きなんだと自覚をする。
相手には恋人がいるっていうのに。叶わない恋なのに。
その後は、仕事早く終わってくれないかな。と考えながら過ごしていた。
思っていたより早く仕事が終わり一回自分の家に帰ってからryoちゃん家に行く事にした。
家に帰って服を脱ぎ、いつもより少しおしゃれな服に着替えた。
色々と準備をしていると壁にかけてあるカレンダーが目に入った。
「ん、?」
今日の日付に印がつけてある。
何か予定があっただろうか。スマホのカレンダーを見てみるも何も書いていないし
何があったとしても今の優先順位はryoちゃんに決まっているので
あまり気にせず家を出てryoちゃん家に向かった。