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「は?」
もかはスマホの音量を大きくし、教室中に聞こえるようにした。
その録音を聞いてみると…
「ねえねえ、ゆなの上履き隠さない?」
あやめの声だ。
「えー?ちょっとやりすぎだからやんなくてもいいんじゃね?」
わかなや他4人も言った。
「私はやる。あの困ってる顔見てみたいし。想像するだけでウケるw
えーっとまずは紙になんか書こう!」
あやめ以外反対してるのにどんどん話を進めていく。
「まじやんの?w」
「あたり前やんw」
「うちら知らないからー 」
「は、やんないの?」
「みてるだけ」
「つまんない〜 とりあえず上履きは体育館裏に投げとこっと。 おっけーできたw
明日楽しみすぎw」
録音が終わった。クラス全員あやめに目を向けている。
「あやめどういうことだ?謝れ。」
先生が言う。あやめの顔は真っ青だ。
「こっ、これは…」
「あのさあ、あやめ。私達反対したし、元からあやめだけがいじめてたの知らなかった?」
もかが改めて言った。確かに、考えてみればともかが一度言ってきただけ。
全部あやめがいじめてきた。
「あやめ?私をなめた?弱い自分を隠したくて、自分より弱い人をいじめて楽しい?
恥ずかしくないの?」
私の口が勝手に動く。こんなことを言ったのは初めてだ。
「えっと、ご、ごめんなさい!」
「断る」
「この録音は親に送りまーす」
「そ、それだけは…。」
すごくスッキリした。早くこのことをおとはに伝えたい!