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あーびっくりした。俺は家に戻ってから今まで起こったことを回想し始める。いっちゃんがカッコイイだろ?いっちゃんがかっこいい…じゃなくて、変なお兄さんに絡まれるだろ?いっちゃんが助けてくれる展開かと思ったのにまさかの葵が助けてくれただろ?葵はなんだか貴重そうな素振りで封筒入りの2000円札を渡しただろ?…多い多い、情報量が多い。なんだか今日はすっごく疲れた。しずえと触れ合おう。お前、なにやってんの?、拒絶するような音のビビり。だって、こんなことして金稼いでるやつ、純粋に音楽やってていいのかよ。ただバンドから抜けるのも惜しいからぶら下がってるだけだ。バイトで充分お金も溜まってきた。バイトだけでも生きていけるんだ。バンドは、ただ引き伸ばしに、なってるだけ。そこにあるだけ。
最近は寝不足も増えてきた。上の空なこともいっちゃんが言うように増えた。バンドの練習の時も集中できないことが多い。バンドでの空気が悪いとはいえ練習時間がもったいないって思う。みんなもきっと関係の改善を願ってる。ちゃんとやりたいって思ってる。はずだ。だけど確証も持てない推測のために自分のプライドをぶっ壊すことが出来ない。否定されることが恐ろしくて1歩踏み込めない。俺が、こんな最低なヤツだって分かったらバンドはもう続かないだろうな。どうしても終わらせたくないけど、隠してみんなに会うのはもう、後ろめたくて耐えられそうにない。