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僕の関係の作り方は、相変わらず下手だった。
僕は内面はこんなだが、外見や外顔は良かった方で、小学校の入学式初日、2人の友達ができた。
その2人の友達はポジティブという言葉が、具現化されたらこんな感じなんだろうな、と思うような性格で、僕的には苦手とするタイプであった。
しかし、その1人はポジティブの中にも冷静な部分や人間味のある方だった。僕はこの子なら仲良く出来るかもしれない、と思ったほどだった。
でも、人はそう簡単に変わるはずもなく、程なくして、僕の方から縁を切る形となってしまった。僕はまた、自分の人格に失望することになった。
僕の付き合いの下手さは、授業にも響いた。
総合学習の時間、班で話し合うという内容で、僕はそう告げられた時、今すぐにでも逃げ出してしまおうかという衝動に駆られた。
しかし、学校なので、抜け出したりしたらただではおかれない。だから、僕はその時間中ずっといかにも聞いています。というような顔や仕草をして皆に引かれない程度にこなしていた。
でも、やはり限界というものはあるようで、小学生最後の冬、僕は全ての感情が溢れ、学校へ行けなくなってしまう程になってしまった。
学校というものは、不登校者に対して優しそうに見えるかもしれないが、そんなことは全くなく、かけられた言葉を裏返してみると、要は学校に来いと言いたいのが丸分かりで毎回嫌で嫌でしょうがなかった。