——AM 2:12、ベッドの上
(昨夜、名言を寝言で連発した元貴の寝言はなく、平和な夜。布団の中で〇〇と涼架が小声で喋っている)
涼架(ひそひそ声):
「……今日元貴静かだね。名言の神様帰ったのかな?」
〇〇(小声):
「名言ないの逆に寂しいまであるな…」
元貴(小声):
「いや、俺だって毎日名言言ってるわけじゃないからね!?普通に恥ずかしいんだけど!」
(その時、右端で寝ていた若井滉斗が、突如バッと寝返りを打ち)
滉斗(寝言):
「ぃいいやっほーーーーい!!!」
(3人、即反応)
元貴(瞬時に起きて):
「きた。」
涼架(スマホを手に取って小声で):
「録れ録れ録れ録れ!」
〇〇(すでにインスタ開いてる):
「ライブ開始……ポチッ……!」
(数秒のラグ。スマホの画面には「〇〇さんがライブ配信を開始しました」)
——画面には真っ暗な部屋と布団、そして若井滉斗の寝言の声だけが響く。
滉斗(寝言):
「……およよ、びっくりしたね いきなり……ふふふ……」
(3人、顔を必死に押さえて笑いを堪える。音を出したら台無しなので、身悶えるように腹筋崩壊)
元貴(無言で親指立てる)
涼架(顔真っ赤で枕を口に押し当てる)
〇〇(手で「静かに!」のポーズしつつ、スマホをベスト角度にセット)
滉斗(寝言):
「うっす……3回お願いします……ピッ……ピピッ……ゴングッ……!」
(コメント欄が静かに荒れ始める:「なにこれwww」「誰の声?」「寝言?!」)
(3人、耐えきれず顔を見合わせて肩を震わせる)
元貴(口パクで):「ヤバイ」「これはヤバイ」
(涼架、咳をこらえすぎて涙目)
(しばらくの沈黙——と思いきや)
滉斗(寝言、キメ声で):
「ドキンガシャ……東京の……パイーーーンだ……」
(全員:無音で崩れ落ちる)
元貴(スマホを指さして、口パクで):「今!今終わらせて!!」
〇〇(インスタライブ、スッ…と終了)
(画面には「ライブ配信が終了しました」)
(全員、呼吸を取り戻すように息を吐く)
涼架(ついに声を出して爆笑):
「いやなに!?“東京のパイーン”って!?どういう感情!?」
元貴:
「“ドキンガシャ”からもうカオスだったし、“パイーン”で完全に持ってかれたわ……」
〇〇:
「てかあのライブ、音だけで滉斗の寝言流すって逆に芸術じゃない!?」
涼架:
「“寝言アート”じゃん。ノイズ・ミュージックの未来見えたわ」
元貴(スマホ見ながら):
「……あ、アーカイブ保存した」
〇〇:
「えらすぎ!国宝保存しようそれ!」
(少し静かになる。みんな、まだニヤニヤしながら)
元貴:
「……明日の朝、“東京のパイーン”で起こしてやろうぜ」
涼架(うなずいて):
「“ドキンガシャ”って言ったら起きるように訓練しよ」
〇〇:
「寝言で迷惑かけたら、寝言で返されるってことだね」
(4人の部屋に、再び静けさが戻る)
——滉斗は、翌朝、自分の寝言で世界配信されたことを、まだ知らない。
おまけ:ライブ配信 コメント欄
「誰の声!?www」
「パイーンて何!?」
「え、寝言ってこんな元気な感じなの!?」
「深夜テンションで見たから死ぬww」
「眠れんwwでも、ありがとう」
ゆゆなのリクエスト!
もっともっとちょーだいね!
もずくは嬉しいだけよ〜
リクエストきて書かないって選択肢はないから!ね!
安心してリクエストしてね〜
コメント
5件
もうリクエストしたの全部書いててくれてほんま好きになるてぇぇ!!!!!