光が消えたのを感じ、僕は目を開いた。
すると、目の前には現実とは思えないような風景が広がっていた。
先程までいた場所とは違う……
不思議な空気が漂っていた。
ふと、周りを見渡すとそこは制服を着た男の人が居た。
正確には、男の人”だけ”だ……
僕はそれについても不思議に思ったがそれ以上に驚くことがあった。
男の人が箒で空を飛んでいたのだ。
その瞬間全てを理解した。
あぁ、ルマが言っていたのはこういうことだったのか……ここは現実世界ではなく、”異世界”なのだ……そして、ここは異世界の学校なのだ………
と………。
しかし、その場所は学校にしてはやけに静かだった。
通り過ぎていく人はいるものの5人ほどの数えられる人数だった。
僕はどうすればいいか悩んだ末に此処を見て回ることにした。
少し歩き回っていると、ひとつの部屋から6、7人の話し声が聞こえた。
頭の中では、入ってはいけないと思っていたのだが、いつの間にかドアノブに手を掛け、僕は戸を開いてしまっていた。
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