テラーノベル
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ロシアの怒号が部屋中に響いたあと、
アメリカは床に倒れたまま、頭のクッションを外してぽつりと呟いた。
「……え?ロシアってさ、ドMじゃないの?」
シーーーン。
部屋、完全静寂。
「……今なんて言った?」
ロシアの声が震えていた。怒りと、困惑と、恥辱と、混沌と。全混合。
アメリカは起き上がり、堂々と指を立ててこう言った。
「いやだって、昨日めっちゃ喘いで――」
「言うなああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
再び飛んでくるクッション、飛び散るパンケーキ。
「ほらまた投げるし。やっぱツンデレはベッドでもツンから入るんだよな~、うんうん!」
「どこで覚えたその用語ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!💢💢💢」
イギリスは横で紅茶吹いてる。
「アメリカ、やめてやれ。ロシアが壊れかけてる。」
だがアメリカ、止まらない。
「てかさ、ロシアって見た目クールだし口も強いけどさ、
首筋とか弱かったよな? 昨日ちょっと触ったらビクッてなって――」
「お前どこ触ってんだああああああああああ!!!!!!」
(↑暴れすぎてシャツさらに崩壊)
「でもまあ、安心しなよ!ちゃんと動画にはしてないからさ。」
「なんで”してない”前提で話してるんだてめぇえええ!!!!!!!」
(※カナダが遠くで「兄さん、最低…」と小声でつぶやいていた。)
アメリカは超爽やかに親指を立てた。
「ロシア、見た目ツンツンでも中身とろとろってのが、エモいんだよな~!!」
「しばらく黙れやアアアアアアアアアア!!!!💥💥💥💥💥💥💥💥」
コメント
2件
過小評価され過ぎですよね!?何ですか神みたいな空間!(褒めてます)