テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ー注意ー
二次創作・解釈違い有鴨・誤字脱字有鴨・すいちゃん口調荒め,主の癖により多少方言有故ご了承を
「すいちゃん、お前と仲良くなりたいんだけど」
そんなことを言われてから、みこの世界は変わった。全てが色付いて見えたんだ。
「……グゥ~…」
気づけばお腹が減っている。
「はあ、」
出したくもない溜め息が漏れる。どうしてこんな事になったのだろう。
「どうしよっかな」
みこは産まれてこの方、人里に降りたことがない。いつだったかな…。幼い頃に、親に捨てられた。その時の記憶だけはよく残っている。消したいのに、ずっと残り続ける。うざったい。
人に会った事があるのは、1回くらいだ。…その1回も、もう相当前のこと。
基礎言葉を教えてもらったきり、帰ってこなくなったんだ。お姉ちゃんって呼んでたけど…もうどんな顔だったかも忘れたなぁ…。
普段は草とかを食べて生活してる。けど今日は暑すぎて草が乾燥してて美味しくない。ここ最近雨も降っていないし、…食事抜きかな…。
「はあ…此処何処なんだろ……」
「人来ないし…」
「降りてみようかな…」
少ない荷物をまとめ始めた時、後ろから物音が聞こえた。
「…まぐち?」
まぐちとは、よくみこの所に遊びに来てくれる猫…?だと思う。
でも、振り向くと、違くて…
そこに居たのは、マスクを顎に回して笑っている綺麗な水色髪の…女性だった。男性にも見えるけど…。
「なぁしてんの」
「…?」
あまりにも聞いたことがない単語だったので、ぽかんとしてしまった。…何語?
「どうしたの、こんなとこで」
「あっえっと…ごめんなさい、」
怖い…っ何か気に食わなかったかな…?お姉ちゃんに教わった言葉を使ってみた。
「なんで謝る?笑」
「えっと…「……何歳?」
「え?」
そんなもの分からない。感覚で生きているから、あれからどれくらい年数が経ったのかも分からない。
「分かんないよな…」
「お前、名前は?」
「…名前?名前って?」
「は?」
この人は怖い。ただ単に疑問を投げかけただけなのに睨まれた…!
「ごめんなさいっ失礼しますっ」
「あちょっ」
怖くて早く人里に降りたくなった。荷物を持って、まぐちには申し訳ないけど、みこは今までにないくらい早く走って降りて行った。
────────
仕事で山を登っていたら、昨日までなかったはずの、なぜか見覚えのある神社を見つけた。警戒しつつも、探索してみることに。
…恐らく神社名が書かれている看板があるが、酷く汚れていて読めない。
それにしても、古そうな神社だなと思いながら、賽銭箱の前までいくと、横に小さな家があるのを見つけた。その中で、巫女というには服が汚れすぎている子を見つけた。異次元な身体の痩せ具合に驚いていた時、その子が私の気配に気づいて、こっちを振り向いた。
「なぁしてんの」
そう声を掛けるが、返事がない。ぽかんとした顔でこちらを見ている。
「どうしたの、こんなとこで」
返事を貰うために、そう付け足す。
「あっえっと…ごめんなさい、」
思いもしなかった言葉が返ってきた。何で謝るん?そう、問い詰めそうになった。まずい、怯えている。
「なんで謝る?笑」
「えっと、「何歳?」
食い気味に聞いてしまった、…冷静に考えたらこんな所で過ごしている子が自分の年齢わかるか?我ながら馬鹿なことをした。そう言えば、なぜ言葉がわかるんだ?
「分かんないよな…」
「お前、名前は?」
「…名前?名前って?」
「は?」
つい、そう返してしまった。名前がわからないって?親に名付けて貰ってるだろ。怒鳴りたくなった。落ち着け、相手は年下だ。
「ごめんなさいっ×@△○っ!」
「あっちょっ」
謝って何処かに行った。…ん?
「あいつ…尻尾?」
*
続き→♡30
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!