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天才がおる!
え待って天才ですか?絵も上手すぎだし靴の色ほんと愛してる((
🈂️🔥
付き合ってない
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翔視点
Zeppに向けてのダンス練が終わり外に出ると、すっかり外は暗くなり雨が道を濡らしている。
家を出る前から今にも降りそうだったから
天気予報なんて見なかったけど、折りたたみ傘はバッチリ持ってきた。
スタジオの入口でただぼんやりと雨の音を聞いていた。
翔(…疲れた)
さあ帰ろうかと自分のバッグに手をかけようとした時背後から誰かの気配を感じる
か「なんだ?傘持ってないのか?」
振り返れば、そこには想い人の姿。
か「俺は忘れた!」
その言葉にバッグに入った折りたたみ傘を取り出す。
翔「駅まで入れてやろか?」
ドヤ顔でかいくんを見て傘を開く。
か「さぁ帰るぞー」
翔「なんでかいくんが偉そうにしとんのw」
大通りに出る前の暗い夜道
傘を叩く雨音だけが響く
俺より少し低い位置にある肩が触れ合う距離感にこの歳になっても心臓が高鳴るのは
横にいるのがかいとだからで
ほんまに好きなんやな、なんて自分の気持ちを再認識させられる。
か「……」
翔「……」
気まずい……
あ、そや
“ピコン”
翔「いやー、ダンス練が終わって今帰り道なんやけどめちゃくちゃ雨降ってるやん」
か「???」
翔「もうただでさえ雨ってだけでテンション下がるのに、俺さぁ」
急に1人で話し出した俺の顔に目を向けたかくんの視線は手に持っているスマホに次の視線を移す。
か「!」
翔「なんでかいとと相合傘しななあかんの!」
か「いやお前傘の表からでろや!」
俺が動画を撮っていることに気づいたかいくんは咄嗟に返事をしてくれたものの急だったせいか、いつも通りの天然なのかよく分からない返しをしてきた。
X(ツイッター)にあげる動画を撮り終え
少々気まずかった空間が緩和された気がする。
か「いきなり何かと思ったわ!」
翔「すまんすまんwてかホントに傘の表とか裏ってなんなんw」
か「…俺もよくわからんw」
翔「なんやそれw」
もう少しで大通りにでる。
駅まではあと少し
他愛ない会話に
ふふっと笑うその笑顔が可愛くて
もう少し
もう少しだけでいいからこの時間が続けばいいのに
か「サムライ??」
もう少しだけ。
足が止まる。
か「どうした?」
顔を覗き込むかいと。
“チュッ”
時が止まる。
あれ。俺今……
やってしまったかもしれない。
離れる唇に名残惜しさを感じながらも
目の前のかいとの顔を恐る恐る見る。
大通りからの逆光でよく見えない。
今ならまだ冗談ですむ?
殴られる覚悟を決め声を何とか絞り出す
翔「はははw冗だry」
か「はっはぁ!?な、な、」
いい切る前にかいくんの声が被さる。
か「意味からんねぇ//雨で熱でも出たんじゃねぇの!?//」
翔「かいく……」
か「雨で冷やせバカっっ」
1人で走り出すかいくん。
大通りへ出ると今までの暗い静かな道が嘘のような明るさに目が痛い。
翔「かいくん!!」
走りさろうとしたかいくんを呼び止める。
か「……」
その声に足を止め、俯きながら引き返してくるかいくん。
か「……傘サムライのだし、やっぱり風邪ひいたらライブ困るし…駅まで……」
翔「かいくん、その、怒って…」
今度は俺がかいくんの顔を覗き込む。
…………
……
……………………
ずるいやん。
そんな表情
期待してしまうやろ
か「ッこっち見んな///」
耳まで真っ赤にして
そんな顔せんでよ
張り裂けそうな程高鳴る心臓に痛みさえ覚える。
翔「かいと」
か「ん……?」
翔「好きやで」
横を大型トラックが走行する音に
俺の声はかき消される。
か「なに?」
翔「いや、なんでも」
か「なんだよそれ」
振り出しに戻った無言の空間
か「……おれも」
翔「え」
か「駅着いたぞ!俺あっちだから!またなサムライ!!」
走り出したかいくんの背中は人混みにあっという間にのまれていた。
駅入口でほおけている俺は
今の言葉を解釈しようと必死に思考を巡らせている。
おれもって言った?
それは、そういう事だと思っていいのか
翔「…………っっシャァッッ!!」
思わずガッツポーズをすると、俺の声に何人の視線を集めるが、そんな事はどうでもいい
明日もまたダンス練で会うことになる。
その時に
今度はちゃんと。
帰りの電車の中
ふと、撮った動画を思い出しxに投稿すると
すぐにかいくんからリプがついた。
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おわりましょう。
まあほら、公式が相合傘とか……しんど!無理!好き!意味わからん
そして着地地点も相変わらず分からなくなった💦
そして、私が前描いた絵は未来予知だったって事でok?