主人公×❤️
(TS主人公が❤️くんとただいちゃらぶするお話・主人公がバリタチヤリチン)
⚠最初に注意しときます、❤️くんにイケない言葉教えるシーンあります。地雷踏む可能性ありますのでご注意を
バチくそ長いです。
いつものように探索をしていたはずが、コンクリートの廊下が真っ赤に染まる。これはまずい、完全に盲点だった。隙間の男さんも出てこないし、這いばい男さんもずっと前に別れてしまった。
あいつに見つかる前に、何処かに隠れるか反撃をするか、頭の中で打開策を模索する。ピンチこそチャンス、手元のバールを折れそうなくらい握りしめ、十分な注意を払う。出てきたら追い払うだけ、何度も何度も遭遇したからこそ、自信がついていると言える。想像の通り、電球の点滅と共にその姿を現す。
湿った雨の匂いが鼻を突く、いつもならなんてことも無い。しかし、今日に限っては助け舟が誰一人として去ってしまっている。しかし、自分もあくまで一人の人間、少しは時間を稼げるだろう。
だが相手は怪異、油断大敵とも言える。そういえば前に、這いばい男さんが傘さえ奪ってしまえば完封できる…と言っていたような気がする。挑戦とは大切なもの、それに実践してみることにした。
「あなた 名前 教える …」
ここまではチュートリアル、毎回距離が近いので簡単に行動が読みやすく、ちょっとでも油断したらすぐに傘を取れそうだ。
あえてここは意地悪して無視してみたり、少しちょっかいをかけると反応が意外と可愛い。怪異とはいえ、元は彼も同じ人間だったろう、反応はその時代の名残が残っていて少々母性がくすぐられる。
「…えいっ」
見慣れた光景を見るのも飽き飽きしてきたので、ついにその雨傘を手に取った。表面が少しザラザラしており、長年ここにいるんだなと実感できる品物だ。
肌身離さず所持していたものがいきなり奪われた彼は、衝撃で肩をビクッと跳ねた。キュートアグレッションというものか、何故か意地悪するのが楽しくて堪らなく、いつしか彼のその顔をもっと見たいと感じるようになってしまっていた。端正な顔立ちの崩れるところが見たいのだろうと、自身でも実感している。
えいっの合図で強奪した傘だが、この傘で何をしようか。これを奪ったところで相手が無力化するとも限らず、這いばい男さんの場合も同じ怪異という区切りの間での絆かもしれない。
しかし、手に取った雨傘が、何故か自分でも分からないが不思議でたまらなく、現実の世界以外で見たのは彼の傘だけだったからか、普段なら無いはずの興味がどんどん湧き出てくる。赤い髪の彼は、普段なら髪の毛で目が見えないのだが、意外と可愛い丸っこい目をしている。
だが、これでも身長は自分の二倍ほど。勝てる余地がない。いえば、小賢しい真似をしないと力に敵わないのだ。
「っ…あなた 傘 返す 」
彼は少し額にヒヤリと雫を落とす、傘が本体なら痛覚や他の鋭感も身体に伝わるのだろうか。いつもなら真っ二つに折ってやりたいところ、しかし今は興奮が収まらない。自分も性別は男性、怪異とはいえ相手も格好さえ見れば成人男性のような外見をしている。
常時ストーカーされていた腹いせに、少し実験のようなことをしてみる事にした。そういえば前、這いばい男さんが言っていた、傘が本体だと。
なら、快感を直に与えることが出来るのではないか?あくまで人間のカタチをした存在、つまり下のモノも存在する。痛覚以外なかったなら潔く退散するところだが、少しの希望を信じて実行をする。しかし、どこをどうすれば分からず、手探りで現実の知識を生かし、相手の弱い所を見よう見まねに触る。
時に優しく、介抱するようにゆっくりと傘の持ち手部分を擦る。ビンゴだったようで、快感が波のように押し寄せてきたのか、フーっと息を荒らげる彼が可愛くて仕方ない。
「っ…♡あなた 触る 好き…」
徐々に頬が赤に色付けされていく、傘の帆の部分を撫であげる。少し触る度に肩が跳ねる様子が、可愛くてもっと虐めたくなる。男は趣味では無いが、実際にやってみると意外にもイケる。
時々漏らす吐息が堪らなくエロい、本当に怪異なのか疑いたくなるくらい、自分はこの男に惹かれているのか。この世界に来てからというもの、一度も扱いていない。それも相まって今現在こんなに身体が火照っているのだろう。這いばい男さんとも何回か交渉したが、全ての行為を我慢した。しかし、今は収まるどころかダムの壁が崩壊するように自分の理性もどこかへ吹っ飛んでいきそうだ。
視線を彼から外し、周りを左右に見回す。集中を途切れさせた時、自分の局所が大きく膨れ上がっているのが目に飛び込んだ。自分のソレは、自身を主張するかのようにテントを張っていた。
自分は男にまで興奮する様になってしまったのか、しかも本番でもないところで。しかし、この興奮を収めてくれるのは今目の前にいる彼だけ。
「これって扱いたり舐めてくれるかな…」
普段なら必然と口に出さない単語がドバっと溢れてくる、もうこの状況になったら、いっそ彼に任せた方が良いのではないか?と決断したのだ。傘を地に置き、スタスタと彼の膝元へ足を動かす。彼はもう憔悴仕切っているのか、はたまた快感で言葉を発せないのか地面に顔を埋めている。
指をV字にして頬に手を当て、彼の様子を確認する。良かった、快感で少々意識が飛んでいただけな様で、少し撫でるとすぐ目をパチッと開けた。
まだ後残りがあるのか、少し過呼吸気味な彼に、自分のそそり立つモノを見せてあげた。
彼は何が起きているのか理解出来ているのかと少し心の奥底で不安になった。彼に目で合図を送るが、酸素が回っていないらしく吐息を漏らすだけだった。
自分のソレは、自らでもでかいと自覚している。身長が無くても、アソコがでかければ気持ちよくなってくれるだろう。しかし、状況が理解出来ていないのか、彼は自分の目を見つめ続けるだけ、いつもなら好き好き言っているのに、今だけはわんちゃんみたい。
いつまでも行動しないと埒が明かないので、無理やりやらさせてもらう事にした。髪を鷲掴みして、拒否権なんか使わせないでそのまま口に突っ込ませてあげた。つまり、イラマチオ状態ってこと。
「噛んじゃダメだよ?」
いきなりの苦しさに、彼は顔を顰める。口の中の温かさがソレを包み込む。顔を鷲掴みしてるから、苦しそうな顔が良く見えて、その顔が自身の興奮を早める。初めてにしては上出来で、ちゃんと身体に快感も伝わってくる。自分は、これ以上にない名器を発見してしまったのかもしれない。
苦しそうなのが少々可哀想で、惜しいが一旦休憩する事にした。がぽっと口からそれを抜き切ると、彼は息の仕方を忘れてしまったのか、またしても咳き込む彼は、また自身の加虐心をくすぐる。
「ふーっ…♡ っ…///」
少しこちらを睨みつけるが、その目は完全に雌犬の目をしているようで、瞳にハートが写っているようだ。彼は虐められることで快感を得ていると解釈した自分は、今度は自らしゃぶりに来るよう指示した。
「あなた 遊ぶ くる 」
ふらつく足をヨタヨタと動かし、こちらへ歩みよる姿は、惨めだが凄く胸の高鳴りを感じさせてくれる。支配欲というものか、誰か一人でも屈服させるというのは自分にとって気持ちがよく、罪悪感とともに楽しめる、言えば、SMのような物だ。
まだモノが収まらず、自分の性欲の強さをとても実感する。一ヶ月も扱かなかったらまあこうなるだろうとは感じていたが、人間とは恐ろしいもので、まだ一発も出して居なく、興奮と支配欲から更に快感を求める様になってしまった。
彼が口につつみやすいよう体勢を変えるが、問題ないよと言わんばかりに、自身から快楽を求めに来た。先程よりスローペースなのでより一層悦びを感じ、じゅぷじゅぷと卑猥な音を奏でる。自身でもう理解しているのか、はたまたこの快楽の沼にハマってしまったのか、先程よりも優しい舌触りだった。
「んっ… あそぶ すきっ ? ♡」
上目遣いで囁いてくる彼は、今まで見た事も無い表情をしていた。ゆっくりで、優しくて確実に自身の悦ぶところをわかっている。勿論、と答えたいところだが、それではつまらない。彼への最大限の愛の伝え方を鈍った頭で思考する。
「遊ぶ、好き いいこ いいこ…」
サラサラとした髪の毛を一本一本、丁寧に撫でる。幼子を愛でるように髪の毛をわしゃわしゃと触れる。愛の言葉が通じたと感じたのか、真ん丸な目を三日月形に曲げて愛情表現をしてくる。
しかし、だいぶ行為を続けていたため限界が近く、絶頂に達すまで時間は要さないだろう。どうせなら飲ませてやるのもいいだろうかなんて考えてるうちに、どんどん終わりが近づいてくる感覚が身体を襲う。
そろそろ余興も終わりにして欲しいところだが、いくら離そうとしても夢中で咥えられているのが正直困る。これからが本番だと言うのにここで詰まっていては話にならないので、強制的に終了させる。丁度限界も近かったので、思いっきり口の中で出してやろう。
そして、腰が浮くと同時に、全身に電流が走ったかのような衝撃を感じた。
彼が逃げられないよう、手に最大限の力を込め、そこの部分に思いっきり押し付けた。いきなり襲ってきた喉の不快感に、彼は少し嗚咽する。
「ん”ふっ…?!♡」
少し嘔吐く彼を他所に、自分の快楽を優先し、勢いに任せて口内へ躊躇無く白濁の愛液を注入した。頭に火花が散ったような快感が脳を襲う。彼にとっては初めての体験だ、さぞ嬉しかっただろう。
溺愛している人物と交わえるなんて、彼にとっては何度も夢見た光景だ。
「げほっ…う”ッ…、、」
丸みを帯びた目がカッと見開かれる。喉の最奥に発射したはずが、彼が吐き出せるところにまでしか届いていなかったようだ。唾液混じりの白い固まりが地面にぽたぽたと垂れる。ザーゲロと言うやつだろうか、味が悪かったのか?それとも不快感で吐き出したのか、など疑問を頭に浮べる。
その吐き出したモノを人差し指でひと舐めしてみるが、いちごのような甘い味は無く苦虫を噛み潰したような妙な味が口内を占領する。
「私の 美味しい ? ♡」
文面にハートマークをつけたように甘い口調で彼を絆す。吐き出してしまったとはいえ、少しは喉に通ったはずだ。薄ら笑みでこちらを見つめる彼が愛おしい、まぶたを閉じるのも惜しいくらい。少しの沈黙の後、彼が無音の空間を切り裂き言葉を発す。
「遊び 好き 好き ♡ もっと 。」
とことん愛が重いヤツに好かれたな、と自身でも思起する。実際、彼にとっての依存先は自分だけ、つまり要約すると、自分だけの下僕ということになる。
しかし、這いばい男さんみたいに心配性って訳でも守ってくれるって訳でもない、銀髪さんのように怪我を治療してくれる訳でもない。ただ、自分にとっての性欲の発散対象として見る。これが一番だと心が強く嘆かけてくる。ただのセフレで、ただただ毎日スキンシップし合うだけの、そんな関係でいたいと、心の奥底から叫ぶ。
理性のメーターがカチッと、限度を超えた音がした。気付けば、自身の手は彼の秘部へと指先を伸ばしていた。自ら快楽を求めに行く様は、自分から見てもなかなかに滑稽だろう。
ピトッと触れるだけで、身体が返答をするようにビクッと跳ねる。腹から胸、肩までマッサージのように愛撫を続ける。しかし、これもまだ前戯、こんなんでバテてもらっていては困る。相手が疲労しないよう、細心の注意を払う。段々と彼の刺激も伝わる様になってきているようで、秘部が温かみを帯び点を衝く。身長が2メートルオーバーな事もあり、そのおっ立ったソレは何センチかも測りきれないスケールだ。
「あ”っ♡ん…ぅ……好きっ♡ しゅきっ♡もっとぉ…♡♡」
上下にこする速度を早める度、口からひねりだす汚らしい声が無機質な箱中に響く。布上からほんの少しタッチするのみでこの感度の良さ、本番なんてしたら数秒で気絶してしまうのではないか?などとネガティブな考えが頭を突き抜ける。
しかし、相手に関してはこの快感にやみつきになっている。欲されているなら、その要望に答えてあげるのが男。目の前にいるのはただの下半身だけの関係でいいじゃないか、と頭中にあったモヤモヤを無理やり消し去る。
手の動きを充電切れのように段々と遅くすると同時に、彼のふにっとした唇に焦点を当て、口を啄む。二人の唾液の熱が混ざり合い、感情が昂り共に吐く息が当たる。流石にここまで来てしまうと、後戻りするにはもうとっくのとうに遅すぎる。
口蓋を互いに離す、心臓の高鳴りがやまず、彼の首元の襟に手をかけ留め金をぱちぱちと外す。藍下黒のタートルネックに浮かぶ鎖骨、程よい筋肉質な胸。それを舐めるように見回す、覆い被さるように彼を見下せる体位を作り、長かった前戯に幕を閉じるべく行動に移した。
「ん…これ、入れる OK ?」
口に含み、唾液でいっぱいの指を彼に見せつける。本格的な巣作りをするべく、準備は万全にしておくことが重要だ。好奇心と興奮がもろ顔に出ている彼は、首を縦に振り、自身と身体を共有することを承諾した。
「ん”…ぁ、う♡ 1 嬉しいっ… ♡」
そう告げた彼はニッコリと口を歪ませた。まだ指一本だけでは流石にバテない、ぐちぐちと淫らな音を奏でて突き進む。まだ彼は一度も絶頂に達しておらず、精力なら有り余るほどあるだろう。怪異に吐精という概念があるかと言われたら確かでは無いが、感度という概念があるなら、少しの可能性を信じてみよう。
ビクッと身体がはねる度、中のものに吸い付いてくる。恥ずかしさかはたまた快感か、扇子のように大きく骨ばった手を肩に伸ばしてくる。
そろそろ中をいじるのも仕舞いにし、スっと熱から一気に引き抜く。力無い震えた声で喘ぎを漏らす姿が実に愛おしい。
下準備をするため、フードや靴を手直ししている時、彼からの視線が妙に刺さった。自分を見ている訳でも無く、かと言えばどこかを見つめている訳でもない。彼の視線を辿ると、自身のアレが先程よりギンギンに天を向いていた。無意識のうちに勃起してしまうとは思ってもいなく、顔を真っ赤に染める。
「それ 入る あなた ! ♡ 」
布の張りをまじまじと見つめられ、口を開いたかと思えば素っ頓狂な言葉。本能的な喜びなのか、ただ溺愛している人物と落ち合うことに小躍しているのか。まあ、自分にとってはどっちを取ってもどうでも良い。
その強ばりが沈む前にちゃっちゃと片付けてしまおう、とレインコートの留め具を丁寧に離していく。この世界に入ってきてから、身体が細くなった気がする。細くなった、と言うよりも痩けてきたという方が然りか。
下着一枚のありのままの状態で彼の膝元へ駆け寄る。まだ行為を始めていないというのに彼の顔は酷く紅潮し、目にはハートが浮かび上がっていた。体格差があるからか、どの体位を試そうとしても必ず彼が下になってしまうのが少し残念だ。腰を下ろし薄汚れた太ももを地に置き、いざと言う時が来た。
前戯でしつこいほど解したので、自身のモノを入れてもキツくないだろう。正常位というのか、L字型のように肉体を曲げて、自身のモノを定める。そして、後孔にプツリと自分のソレをキスさせる。互いの鼓動のどく、どくという音が、不快なくらい耳に響き、先程までなかった罪悪感が胸いっぱいに広がる。
「……あなた 入る してほしい、ゆっくり」
急にガバッと起き上がり、チョコレートのように甘い声が耳元に吐息と共に行き渡る。耳から頬まで朱色に染まり出す。トンビにでも唾まれたかのような衝撃が身体を走る。
自身のモノがビクッと脈を打つ、この如意棒が起立している時間にも制限があることを記憶の隙間からひねり出す。自身の欲望と収まらない興奮がピークに達する。今度こそ、と言わんばかりに後ろにモノをあてがう。背中と肩をがっちりと腕で固められる。全体重をかけられているため、少々肩が傾くが、いちいちそんなことを言っていられず、盾に矛を向けるようにこちらも応戦する。
「入れる OK ? 」
全身への圧力がほんの少しだが軽くなるような気がした、肩先でこくりと頷き返事をする彼に深いキスを落とし、舌を絡め合う。唾液の熱と生き生きとした甘みが口腔に広がる。
ほんのわずか、彼が少し気を逸らしたうちに思いっきり最奥にブツを押し入れる。
「んい”っ ?! ♡ ___」
深奥を僅かにノックする、突然襲い来る快楽の波に、不意に汚らしい嬌声が溢れているその様子は、普段なら微塵も感じられない明らかな萌えを感じる。そして、今まで感じたことも無い感覚が同時に襲ってきたのか、反射的に低い唸りのような声を上げる。
まだ一突き目なのにここまで変化があるとは自身でもたまげたものだ。ゆっくりとナカの膣襞に剛直をずり…と押し付ける。今彼に伝わってくるものは、洪水のように押し寄せる快楽だけであり、自身のソレをどう動かそうとも、可愛らしい音吐を好き、という単語と共に鳴らすだけ。
「好き そこ、場所っ ♡ ぁ…っ あなた すき !! ♡ 」
単調なリズムで腰を彼のナカへと擦り合わせる。身体を密着させる体位だからか、はたまた思い込みか、互いの体温がいつもより多く感じられる気がする。はふはふと快感を少しでも逃すため息を切らす彼に、口に物足りなさを感じ、磁石のS極とN極が惹かれ合うように吸い寄せられる。
唇同士が接触しているそのまんまの状態で、自身のブツを出し入れする速度を早める。
「ひもひぃ ? 」
唾液を交換し合う中、完全に蕩けたきった顔の彼に訴えかける。小さい呻きをあげ、コクっと頷く。舌で歯列をざらっと撫で、気が済むまで彼の口腔をサンドペーパーのようにざらざらっとした舌で侵略する。
数秒の長く短いキスを終え、互いの唇を離す。唾液の糸までもが、彼には運命の赤い糸に見えているのだろう。腰を振る速度をどれだけあげようと、嫌、という単語は彼の口から放り出されることは無い。体勢が体勢なので、彼のモノから漏れ出す愛液がローションのように研磨剤としての役割を果たしてくれる。
「ふっ、♡ は、ぅ… /// 好き、あなた ♡♡ 一緒に、… //」
まだ余裕があるのか、つらつらと単語を並べる。しかし、ここまでは序章の序の字にも辿り着いてはいない。まだ前戯を終えて、中に入れただけ。言えば、まだ鍋に水を入れたところと言おうか。
フィナーレへと向かうべく、またもや行為の体位を手直しする。難しいことを考えずに、身体を60度程下に移動する。丁度、彼の声が耳に入るくらいの位置に頭を置く。無意識でか、それとも脳が勝手に指示をしたのか、身体二つが上下に重なる体位をだいしゅきホールド、と言うらしい。
先ほどのような生ぬるいピストンでは物足りないと過信し、上下運動を速める。蠕動する肉襞の感触にグっと息を飲んだ。異物感がどんどん強くなるゆえに、力の抜き方を忘れているのだろう、ナカのソレがぎゅっと締め付けられる。
イくのを我慢しながら、自身の雄を肉壁に打ち付ける。彼の甘い鳴き声も、ほかほかに蕩けた顔も、彼の全てが今では可愛らしいと感じてしまう。
「はッ、/// お”っ ♡ う”あッ… ♡ ぁ…、//」
ただ快楽にまっしぐらな、野犬のような荒々しい交尾。ひくひくと疼く雌穴に根元から一気に突いて、また引いての繰り返し。しかし、まだいわゆるGスポットという名称の部位を刺激できておらず、彼のいっぱいいっぱいなオーガズムを更に超える快楽を味合わせることができるというのに、薄い本のように数突きでは触れることすら可能ではない。
丁度、女性なら子宮がある部分をトントン、と優しくノックする。
「オ”ッ♡♡ ?! ぐっ、ぁ…// しょこッ ♡ もっど ♡♡ ///」
どうやら、勘で触れた場所がビンゴだったようで、見た目からは想像できない淫らな声が産声をあげる。相手の弱い部分を探り当てた、悪く言えば相手に墓穴を掘らせた、とでも言えるだろうか。
何度もしつこくその雌しこりを肉棒でつつく。発情しきった雌犬がしっぽをブンブンと振る様と、女性のように腰を跳ねさせる絵面が脳裏に焼き付いて離れない。まともに喋れないような状態で口をはくはくと呼吸させる、そろそろ彼の絶頂も近いだろうと脳に伝達する。
「きもちいいっ… ? 好き ? あなた、わたしっ ♡」
耳元でふと呟く。どちらも意識が半分も回っておらず、口に出せる言葉は無意識のうちに独り歩きする。
いつしか身体が溶けるように熱くなる、自身ももうしばらくしたら精を放つ頃だろう、重点的にコアを刺激し続ける。汗がだらだらと重力にさからえず落ちていく様子が、今の自分たちに重なってさえ見えてくる。
「すきッ ! ♡ すき、すきっ…/// 水 ある、… でるっ ♡ 」
彼が絶頂に達すまで時間はあまり要さなかったようで、身体をひとふるいし、犬がマウンティングをするように、空腰をヘコヘコと浮かせる。
白濁を吐き出す、ほんの十五秒くらい前。ふと頭の中で思い付く、異界語では限られた言葉でしか会話できないという独自のルールが設けられている。
出る、という単語も改変できるのではなかろうか。こんなこと教育でもなんでもないただの戒めなのだが、単刀直入に言うと、どぎつい言葉を発していた方がメスを入れられるように癖にピッタリとハマる、というのが本心。
「あなた 出る ではない、 イく 。 」
その場の勢いに身を任せ、呪文や念仏を唱えるように独言をつぶやく。下半身の愛棒がどくどくと血液の脈音を訴えかけ、尿道から開門を求めるように圧迫感が迫り来る。同時に、彼もまた強い刺激に手のひらをぎゅっと丸める。
見よう見まねに、今自分が口に出した言葉をエクスタシーの甘いしびれの走る中で言葉として発す。
「イ”くっ、 ? ♡ 一緒に… ! ♡ すき、あ”ッ…ぅ…♡♡//」
腰の勢いを緩め、自身の肉棒をトンネルの最奥に思いっきり叩きつけると同時に、彼も同じくして人生初であろう精通のときを迎えた。尿道から噴き出る愛液が自身の身体を彩る。
そして、自らもまた溜めに溜め込んだ白濁を彼の雌穴へ注いでいく。多分、自分のモノは彼の直腸まで届いていたと思う。そう考えると、彼に酷いことをしてしまったな、と少し冷静になる。
「…ぁ__//」
ぐぽっ、といやらしい音色を奏でて自身の熱を抜く。その小さい動作でさえ快感に感じるのか、小さい嬌声が漏れ出る。後孔は閉じることなく、丸の形に愛液をお漏らししている。
「また今度、付き合ってね。」
そう彼に告げ、少し湿った髪を人撫でし、赤に染った頬にキスを落とした。
はい、長いですよね。分かります
きちぃよなげぇよ喘ぎ少ねぇよ駄作やん、ごめんね赤傘くん😿💧
基本的に自己満なので成長を見守ってください…🙇🏻♀️ ՞
でもこれ作るのに5日かかった…しかも筆乗ったのにこんなかかるんだ…小説って凄い。
これだけで9600文字オーバーだし…
あ、ちなみにリクエスト貰ったやつ⬇
赤傘くん×這いばいさん
銀髪さん×主人公
すみません今から手つけます…完成まで長いと思いますが精一杯頑張らせてください🙏🏻💫
それだけ
ばいもち〜
コメント
5件
墓くださ…ぃ
おっふ … 😇
なんか出したら急に恥ずかしくなってきた