テラーノベル
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?「どーも!いらっしゃい」
「君が新人さんね?」
「待ってたよ〜」
「ささ」
「こっち座って座って!」
「それで君名前は?」
・・・
?「◯◯って言うのか!」
「大学生?」
「同い年じゃん」
「俺は若井」
w「よろしく!」
「早速だけど」
「どのくらいの頻度で来られる?」
・・・
w「毎日?」
「助かる〜」
「時間帯は」
・・・
w「6時から9時ね」
「じゃあまずお試しってことで」
「今日から一週間」
「やってもらうね」
「うちが無償ボランティアなのは確認済み?」
・・・
w「まぁ霊感商法扱いされると困るからね」
・・・
w「ほら…」
「うちって特殊なものを扱ってるから」
「ボランティアといえども責任はあるわけ」
「”不可解”の判定なんて経験ないだろ?」
「だから、お試し期間を設けてるんだ」
「まずは1週間!」
「頑張ってね」
「これもさっき言ったけど」
「窓口は俺」
「最初のうちは簡単そうな相談から◯◯に振り分けるね!」
「慣れてきたら難易度を上げていこうか」
「元貴みたいにどんな相談も判定できるようになったら一人前!」
「あぁ」
「アレが元貴」
「今ちょうど相談中みたいだな」
「後で挨拶してやって」
「あ!」
「電話来たね」
・・・
「お電話ありがとうございます」
「こちらは青林檎不可解相談ダイヤルです」
「はいはい」
「ちょっと待っててください」
「◯◯!」
「タイミングよく電話が来たことだし」
「早速やってみよ!」
「だいじょぶだいじょぶ」
「まずは簡単な相談からって言っただろ?」
「この人、不可解の名前がわかってるみたい」
「君はその不可解について調べて相談の内容と照らし合わせるだけ!」
「それで本物の不可解かどうか判定する」
「偽物は不可解の情報と相談者の話の何処かが必ず食い違ってるはずだから!」
「それを見つけ出して!」
・・・
o「…ほらよ」
「新人用に最近よく目撃されている不可解をピックアップしておいた」
「これなら初日からでもいけるだろ」
「資料に名前が載ってる不可解でも今渡した”不可解検索”用の資料になければ別の不可解だと判断していい」
「あんたが担当する相談の不可解は必ず”不可解検索”に引っかかるってことだ…」
「ただし」
「存在しない不可解に惑わされている相談者もいるから…その辺はマニュアルを読んでおくんだな」
「念の為メモも書いておいたから…」
「…なんて言うか」
「まぁがんばれよ」
w「電話対応と不可解の判定に必要なことは全部このマニュアルと資料に書いてあるから読んでおいてね!」
「1人当たり長くても1時間!」
「相談者サンも暇じゃないから時間のチェックは怠らないよーに!」
「君の活動時間は3時間だったよね?」
「つまり1日3人の対応がノルマになるから」
「慣れてきたら1日5人を目標にしてみようか」
「相談中は必要に応じてメモを取ったりしても良いけど、そっちにばかり気を取られないようにな!」
w「どうだった?初仕事は」
・・・
w「お疲れ様」
「まぁ休み休み頑張れよ」
「うぇ?」
「やめたい?」
「ごめんね」
「やっぱ電話越しで人のよくわからない相談乗るの辛いよね…」
「うぅん」
「ありがとう」
「じゃあね」
w「やっぱ無理かぁ」
o「そりゃそうだろ」
「こんな仕事好んでやるの僕と岩井くらいだけだって」
w「好んでやってねぇけどな」
「って」
「誰が岩井じゃ」
「ナチュラルすぎて気づかんだわ」
o「電話きてんぞー」
「さっさと仕事に戻れー」
w「くそぉ」
「お電話ありがとうございます…」
o「待っててね涼ちゃん」
「必ず見つけ出すから」
to be continued
コメント
1件
岩井さんイケメンに書けてよかった… ○○のとこは自由におなしゃす