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こんちゃ(。・ω・)ノ
今回は、いれいすのないふです!
楽しんで✨
スタート
夕方。
オレンジ色の光が部屋にゆっくり広がっていた。
「……ねぇ、if」
ソファに並んで座りながら、ないこが小さく呼ぶ。
「んー?」
気の抜けた返事をしながら、ifは視線だけないこに向けた。
「今日さ、なんかずっと一緒にいるね」
「それ、今さら?」
くすっと笑って、ifは肩を軽くぶつける。
「いつも一緒やろ、俺ら」
「まぁ、そうなんだけどさ」
ないこは少しだけ照れたように目をそらす。
でも、どこか嬉しそうで。
少しの沈黙。
部屋の中には、時計の音と外の風の音だけが流れる。
「……ねむい」
ぽつりと、ないこがつぶやく。
「はいはい、またそれ」
呆れたように言いながらも、ifは自分の肩をぽんと叩いた。
「貸したるから、ほら」
「いいの?」
「ダメって言うと思う?」
少しだけ笑って、ないこはゆっくり寄りかかる。
「……あったか」
「そりゃどうも」
軽口を叩きながらも、ifの声はどこかやわらかい。
しばらくして、ないこの呼吸がゆっくりになる。
「……ほんま寝たやん」
小さくつぶやいて、ifは少しだけ姿勢を整えた。
起こさないように、そっと。
窓の外は、もうすぐ夜。
「こういう時間、嫌いやないで」
誰に言うでもなく、静かにこぼす。
その言葉に答えるみたいに、ないこが少しだけ動いた。
「……ん、if」
「起きとったん?」
「ううん、今起きた」
目をこすりながら、ないこはふにゃっと笑う。
「ありがと」
「なにが?」
「一緒にいてくれて」
一瞬だけ、ifが言葉を止める。
それから、少し照れたように目をそらして。
「……当たり前やろ」
「ふふ、知ってる」
また、静かな時間が戻る。
でもさっきより、ちょっとだけ距離は近くて。
ちょっとだけ、あったかい。