テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
むろまぶ
今日、俺の大切な人が亡くなった。
死体は何も残らず、唯一残ったのは車椅子だけやった。数日後、室屋の葬式を行った。組員、俺以外は、泣いてた。岸本も、戸狩の兄貴も。やけど何故か俺は泣けんかった。
「……室屋…」
俺は天王寺組に入った日を思い出した
室屋は同期で唯一、無口な俺に話しかけてくれた。優しく微笑みながら話を聞いてくれた。そんな室屋に俺はどんどん惹かれっていった。やから俺は室屋がいる戸狩派に入った。戸狩派に入ると俺はもっと室屋に惹かれた。そして天王寺組に入って五年目の夏。俺は鳳来町で毎年する夏祭りに誘った。室屋は暗めの緑の浴衣で来た。
室屋「馬渕〜」
「あ、室屋」
室屋「待たせたか?」
「いや、今丁度来たとこ」
室屋「良かったぁ」
「…室屋、」
室屋「ん?」
「浴衣似合っとる…」
室屋「ありがとうな!馬渕も似合ってんで!」
あの時の笑顔を忘れない
そして屋台など色々なとこを周り、花火が飛ぶくらいになった時
「室屋」
室屋「どないしたん?」
「俺と付き合ってくれ」
室屋「…え…///?」
「返事は後でもええ、やk」
室屋「勝手に話進めんなや…///」
「あ、ごめん…」
室屋「別にええ…///それで返事は…///」
OKやった。返事を聞いた俺は思わず飛び跳ねてしもうた。それからはほんまに幸せやった。あの日までは…
戸狩「室屋が天羽組の武闘派、南雲に襲撃された」
「え、?」
おれは急いで闇医者に向かった。室屋の部屋に着いたとき。室屋はたくさんの管に繋がれていた。数日後に室屋は目が覚めた。
「あ、ぁ゛…」
馬渕「室屋!?」
目が覚めた時俺は嬉しかった、やけど…
先生「後遺症がとても酷いです」
そう室屋は後遺症が酷かった。切られた右足は付かへんかった。そして腕が震えるようにあってもうた。それから室屋の笑顔は日に日に無くなっていった。そしてある日。俺はとんでもない話を聞いてもうた。
室屋「俺に最後の花を咲かせてください」
戸狩「室屋、その身体で何をする気や」
室屋「俺はもう武闘派として死にました」
戸狩「まさか」
室屋、 「あの世に一人でも連れて逝こうかと思います」
戸狩「お前、!」
室屋「どうかお願いします…」
戸狩「……分かった」
室屋「ありがとうございます。では」
ガチャ)
「柊斗」
室屋「なんや春斗やないか。どうないしたん?」
「今の話、って…」
室屋「聞かれてもうたかぁ〜」
「柊斗、…」
室屋「聞いたように俺は南雲を連れて逝く」
「なんでや、」
室屋「俺は武闘派して死んだんや。ここにいても邪魔しかならへん。ほんなら一人でも連れて逝く方がええに決まっとる」
「やからって、!」
室屋「春斗、分かってくれ…」
あの時の寂しそうな目。よく覚えてる。寂しそうやけども何処か怒り、決断が決まった感じやった。そして三日後、柊斗は言ったように、南雲を連れて逝った。そして今。骨があらへんから焼くともあらへん。俺は一人悲しく帰った。家に帰ると、今まで柊斗と暮らした思い出が出てくる。一緒に風呂に入ったり、一緒にベイブレードをしたり、そんな記憶が出てくる。嗚呼室屋、なんで俺を置いて逝ったんや。俺を一人にさせないでくれ…お前がいない世界なんて俺は耐えられへん…神さんどうか…室屋を、柊斗を…生き返らせてくれませんか、?