キルアに×××が
プランバーリップでイタズラ💋
with見守り隊
昨日のことを、×××はまだ引きずっていた。
——教室で。
人もいるのに。
キルアが、
当たり前みたいな顔で近づいてきて——
ちゅ。
一瞬だったけど、
完全に👄でキス。
頭が真っ白になって、
顔が一気に熱くなって。
クラスは当然、
見守り隊が発狂。
「今の見た!?」
「教室だぞ!?」
「心臓もたない!」
キルアだけが、
何事もなかったように平然としていた。
⸻
そして次の日。
×××が席に座っていると、
またもや近づいてくる影。
……キルア。
嫌な予感しかしない。
案の定、
顔を寄せてきて——
「×××」
「……」
完全にキスする距離。
見守り隊、息を呑む。
(来るぞ……)
(また来るぞ……)
×××は慌てた。
(ダメダメダメ!!
昨日ので十分恥ずかしい!!)
とっさに思いついたのが——
プランバーリップ作戦。
×××はキルアの胸ぐらを掴んで、
逆に引き寄せる。
「……ちょ」
そのまま、
いつもよりしっかりめに——
ちゅ。
一瞬。
でも、
リップの刺激で。
「っ……!」
キルア、目を見開く。
離れた瞬間、
唇を押さえる。
「……いってぇ」
×××はちょっと悪戯っぽく、
でも顔は真っ赤。
「……教室でしようとするから」
「罰」
見守り隊:
「!?!?!?!?!?」
「×××強い!!!!」
「逆襲した!!!!」
「キルアがやられた!!!!」
⸻
キルアは数秒固まってから、
ぷいっと顔を逸らした。
「……」
「キルア?」
返事なし。
腕を組んで、
完全に拗ねモード。
「……キス、
したかっただけなのに」
ぼそ。
×××は一瞬罪悪感が湧いて、
でも思わず笑ってしまう。
「もう……」
そっと近づいて、
キルアの袖を引く。
「嫌だったわけじゃないよ」
「場所が……ね?」
キルアはちらっと×××を見る。
「……ほんとに?」
「ほんと」
そう言って、
小さく囁く。
「続きは……
家で、ね」
キルアの耳が一気に赤くなる。
「……ずるい」
「×××の方が、
最近ずるい」
でも、
拗ねていた腕はいつの間にか解けて、
×××の手をぎゅっと握り返す。
見守り隊はもう、
手を合わせていた。
「……尊い」
「成仏できる」
「教室でやるなとは思うけど尊い」
ゴンだけが、
遠くからしみじみ呟く。
「……青春だなぁ」
キルアは×××の手を離さず、
小さく言った。
「……次は逃がさねぇから」
×××は顔を真っ赤にして、
でも笑って答える。
「場所、選んでね」
——拗ねても、
結局くっつく。
それがこの二人の、
通常運転だった。 💋
キルアはその日、
一日中ちょっとだけ不機嫌だった。
×××の隣にはいる。
手も繋ぐ。
離れない。
……でも。
目を合わせない。
自分からは触れない。
分かりやすすぎる。
「……キルア?」
「……別に」
別に、の言い方がもう拗ね100%。
×××は内心(あー……やりすぎたかも)と思いつつ、
放課後、帰り道で立ち止まる。
「ねぇ」
キルアも止まる。
「昨日の、
ほんとに嫌だったわけじゃないから」
キルアがちらっと見る。
「……じゃあなんで」
×××は少し照れながら、
でもちゃんと目を見て言う。
「……みんなの前だと、
恥ずかしくて」
「キルアとのキス、
大事だから」
その一言で、
キルアの拗ねオーラが一気に消えた。
耳まで真っ赤。
「……そういうの、
後出しすんなよ」
小さく文句を言いながら、
×××の手を引く。
「……家、行く」
「え、今日?」
「今」
⸻
×××の家。
ドアが閉まった瞬間、
キルアは我慢してたみたいに
×××をぎゅっと抱きしめた。
「……ずっと我慢してた」
「教室でも、
帰り道でも」
×××は驚きつつ、
でも腕を回す。
「……そんな顔してた」
キルアは×××の肩に顔を埋めて、
すり、と擦り寄せる。
「……痛いの、
ちょっとびっくりした」
「でも」
少し間を置いて。
「……×××が本気で
俺のこと止めたの、
可愛すぎ」
×××は思わず笑ってしまう。
「拗ねてたくせに」
「拗ねるだろ」
そう言って、
今度はゆっくり、
×××のほっぺに軽くキス。
「これは、
許可取るやつ」
もう一回、
反対側にも。
ちゅ。
×××は照れながらも、
キルアの頬に手を伸ばす。
「……じゃあこれは?」
額に、ちゅ。
キルア、完全に落ちる。
「……やば」
「×××、
最近攻めすぎ」
そのままソファに座って、
キルアは×××を膝の上に引き寄せる。
抱き枕みたいに、
ぎゅ。
「……もう、
離れねぇ」
「教室では我慢する」
「だから、
ここでは甘やかせ」
×××は小さく頷いて、
キルアの髪を撫でる。
「……いいよ」
「拗ねたキルアも、
かわいいし」
キルアは満足そうに目を閉じて、
小さく呟く。
「……次は、
リップなしな」
「え」
「……×××の、
普通のやつで」
×××は顔を真っ赤にしながら、
でも逃げずに答える。
「……場所、選ぶなら」
キルアはにやっと笑って、
また抱きしめた。
——この二人、
甘さの更新速度が
完全におかしい。
次はどっちが拗ねて、
どっちが甘やかすのか。
見守り隊がいなくても、
糖度は常に上限突破だった。 🥰
to be continued….






