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G side
「ごいち〜!一緒帰ろぉ!」
『んーちょっと待ってー!』
教室のドアから顔を覗かせて早くしてと急かしてくる可愛い可愛い、俺の
“好きな人”
『ごめんごめん笑』
「遅いってば…、早く帰ろ?」
(グイッ手掴
『…ッ//// 』
「??どしたの、」
『いや、ナンデモナイデス../// 』
「ふーん、あっそ…」
変なのーと手を繋ぐ…というより掴むと言った方が正しいが、掴まれた俺の手首から熱が段々と高くなるのがわかる。
好き。その事ばっかりで会話の内容が全然入ってこない。
俺の思いがこんなに強くなったのは1年前の春?とかだっけ、
「でさ〜笑…」
かのんが誰かと喋ってる。楽しそうにあの笑顔を俺じゃない誰かに向けてる。
ジリッ
なんでだろう、胸がじりじりと痛む。昔からこの現象がよく起こる。でも最近更に強く思うようになった…この現象はかのんにしか起こんない。俺かのんのこと嫌いになったのかな…、
『何話してんの?』
「あー!ごいち!今さ〜…」
いても経ってもいられなくて思わず声をかけてしまった。かのんから話題のことをなんとなく聞いてると、
モ『…ごいちちょっと、』
『え、なんで?』
「ねー、俺はー?」
モ『お前はダメなの、』
「ちぇー、…」
なんで呼ばれたんだろ、俺はすぐにでもかのんの所へ行きたいのに、あまり気に乗らない誘いに断ろうか迷ったけどなぜか俺にとって大事なことな気がして𓏸𓏸について行った。
『でなんで呼んだの?しかもここ全然使われてない階段じゃん…』
モ『お前、自分で気づいてる?』
唐突な言葉に理解が追いつかなかった。
『…ちょ、ガチで何言ってるかわからん。』
本当は分かってるくせに、
モ『はぁ…俺が言うべきことじゃないのかも知んないけどさ、ごいち』
“かのんのこと好きだろ”
『????当たり前だろ、親友なんだから』
モ『あーちゃうちゃう、そのさ、わかんない?恋愛的にってこと』
『ッ….』
恋愛的に、一瞬胸がヒヤッとした。無理やり紛らわそうとしたけど、見透かされていた。
なんとなく、本当になんとなく、その言葉を今まで避けていた気がした。
もしかしたら心のどこかで分かっていたのかもしれない。 認めたらこれまでの関係が終わってしまいそうな気がして、怖かった。
『いや、男同士だぜ?ありえないって笑』
モ『別に好きになるのに性別とか言い訳にしかなんないから。』
モ『ごいちが行動しないとなんも始まらん。』
モ『お前はどーせ今まで築いてきた関係崩したくないとか思ってんのかも知んないけどさ..』
『わかってるってばッ!』
『ぁ….、ごめッ』
モ『…このまま宙ぶらりんで意味わかんない関係続けさせられてるかのんが可哀想じゃない?』
モ『かのんがごいちのこと好きかとかは知らんけどな。』
モ『ま、俺が言いたかったことはそれぐらい。行動するかしないかは結局はお前次第だけどな。』
モ『、俺先帰ってるから。よく考えとけ』
『….、』
好き。腑に落ちる。俺はきっと、かのんが好き。今始まった話じゃないのも理解してる。
3歳..かな?物心ついた時から一緒にいて、高校も一緒で、あくまで”良い幼馴染”それで良かったんだ。
俺が、踏み込みすぎたんだ。そのままでよかったところに、俺が。
俺はよくかのんに好きと伝えていたはず。その好きは今まで友達として、だと無理やり思わせてたのに、本当の自分がかのんへ言っていた好きの意味に気づいて、俺の本当の意図が分かった瞬間反吐が出そうになる。
匂わせってこと?…きも、俺笑
心のどっかで気づいてとか思ってたんか、
階段の手すりにもたれ掛かった。
『好き…かのん、』
『あ”ーー..どうすればいいの…』
認めたら楽になるのかもとか淡い期待を抱いたけど無駄だった。余計辛くなるだけ。
ぐしゃぐしゃな思いは戻るのに時間が掛かった。
ある程度頭が冷えたら教室に戻った。
「あ、ごいち」
『ッ、!』
「?なんでそんな驚くの?」
「…俺なんかしちゃった…?」
『いや、違くてさッ、』
不安そうな顔をして俺の顔を覗き込むかのんの顔に胸が苦しくなる。これは嘘をついてることの罪悪感か、それとも、俺がこの顔に特別な感情を抱いているのか、考えたくなくて嘘で必死日塗り替えた。
『さっき𓏸𓏸に雑用押し付けられて気分落ち込んでるだけ〜』
「なんだ笑それだけか」
「焦ったんだよ?!俺嫌われたかもって…」
『んな訳ないじゃん!』
俺も最初かのんのこと嫌いなのかって勘違いしたよ。
「まじで一生”親友”でいよーな!」
『、おぅ…』
親友、、ね
それ以上の関係になっちゃだめ?
かのん。
俺は、それ以上になりたい。
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