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なぎさ STPRリスナー
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翌日。
らぴすはいつも通りに起きた……つもりだった。
らぴす 「……はぁ……」
体が重い。
眠れたはずなのに、息が浅い。
心音 「起きてるか」
らぴす 「しおにぃ……おはよ」
心音 「顔色悪い」
らぴす 「だいじょうぶ……」
心音 「その言葉禁止」
らぴす 「うぅ……」
もう定番になってきたやりとり。
でも今日は少し違った。
胸の奥がずっとざわざわしている。
・・・
その日の午後。
らいと 「今日、倉庫の片付けしね?」
メルト 「いいじゃん、やろやろ!」
みかさ 「使ってない機材もあるしな」
ロゼ 「じゃあ全員で行くか」
心音 「らぴすも行くよ」
らぴす 「うん……」
倉庫。
その言葉を聞いた瞬間、なぜか嫌な感じがした。
でも理由は分からない。
・・・
倉庫の前。
ギィ……
重い扉が開く。
中は薄暗く、少し埃っぽい空気が広がっていた。
らぴす 「……っ」
一歩入っただけで、胸が苦しくなる。
心音 「どうした?」
らぴす 「なんでも……ない」
ロゼ 「無理するなよ」
らぴす 「だいじょうぶ……」
中に入っていく。
でも進むほどに息が詰まる。
段ボールが積まれ、通路は狭い。
らぴす 「……っ」
気づいた時には、体が動かなくなっていた。
メルト 「らぴす?」
らぴす 「……ここ……むり……」
らいと 「え?」
らぴす 「せまいの……こわい……」
心音 「閉所か」
らぴす 「……うん……」
声が震える。
ロゼ 「今まで気づかなかったな……」
みかさ 「我慢してたの?」
らぴす 「うごけなくなる……から……」
メルト 「え、それ結構やばいやつじゃん」
らぴす 「ごめん……ごめんなさい……」
心音 「謝るな」
らぴす 「でも……」
心音 「出よう」
らぴす 「え……」
心音は迷わずらぴすの手を引いた。
ゆっくりと、外へ向かう。
一歩ずつ。
出口が見えてきた瞬間。
らぴす 「はぁっ……はぁっ……」
呼吸が乱れる。
みかさ 「大丈夫?」
らぴす 「……こわかった……」
ロゼ 「もう入らなくていい」
らいと 「無理な場所は行かなくていいからな」
メルト 「そうそう」
らぴす 「……でも仕事……」
心音 「お前の体の方が大事」
その言葉で、らぴすの動きが止まった。
らぴす 「……しおにぃ」
心音 「何回でも言う」
心音 「お前は一人じゃない」
らぴすの目に涙がにじむ。
らぴす 「……うん」
その夜。
らぴすはベッドの中で小さくつぶやいた。
らぴす 「また一つ……バレちゃった」
でも不思議と、怖くなかった。
むしろ少しだけ、安心していた。
――続く。
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コメント
1件
おお、らぴすの閉所恐怖症がついに表面化した回か……! 倉庫の暗さと狭さでパニックになる描写がリアルで、胸がギュッてなったわ。でもしおにぃが「謝るな」「お前の体の方が大事」って即座に手を引いてくれたのがめっちゃ熱いな。一人じゃないって言える存在がいるって、強いわ。バレたのに安心してるらぴすの心情、すごくグッときた。次回も気になる🔥