照「由衣!」
少し慌てながら、私の名前を呼ぶ彼
腕を引かれて、壁と彼とで挟まれる。
左右には彼の腕があって
いつのまにか痴漢とも距離ができていた
照「大丈夫?って、大丈夫なわけないよな。ごめん。」
と片手を私の頭に乗せる
照「怖いかもしんないけど、少しの間だけ我慢して。」
そう言って彼は私を囲うように私の前に立って、
目線を合わせないように、下を向いていてくれる。
こういうところが本当に優しいんだ
正直、怖かった
また、私は変なことされるの?って、
そんなことを思った
まだ、消えない不安
目の前にいる彼の服を少しだけ、掴むと
彼はバッと顔を上げた
「あ、ごめ…」
私は急いで掴んでしまっていた手を離そうとすると、
その手は彼の手に重ねられて、止められる。
照「いいよ、掴んでて…由衣、ごめん。まじで。」
照「一緒にいたのに、すぐ助けらんなかった…ごめん」
彼は弱々しく何度もごめんと、
頭を私の肩に置いて言う
「だ、大丈夫だよ。助けてくれたし。ありがとう。」
照「何言ってんの。こんなに震えてるのに、怖かったはずなのに、ごめん。」
そのあとはお互い何も話さなくて、
静かだった
電車が止まる度、照くんが私をしっかりと支えてくれて、ずっと守ってくれた。
コメント
4件
遅くなってすみません😭m(_ _)mあ、めっちゃ最高でした✨続き待ってます!!頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧
昨日見れなかったぁー!🥺🥺でも2話1気に見れてめちゃめちゃ面白かったです!!やっぱ主様最高です😭👏✨明日も楽しみにしてます💓
そこまで楽しんでいただけて嬉しいです😊ありがとうございます!