テラーノベル
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新幹線の中で二人はお互い寄りかかり合い寝息を立てていた
昨夜は決行前夜で二人とも殆ど寝れなかった
復讐を決め、計画を立てた三年前
実行に移した二年前
そして、精神を削りながら演じた今日まで
全てが終わった安堵を二人は同じように感じて、今はただ、安らぎの中にいた。
京都を過ぎ
大阪を抜け
神戸を通り過ぎて
新幹線はさらに西へ向かっていた。
東海道・山陽新幹線の直通のぞみ
二人は、当てもなくただ東京からはなれようとしていた
雅弥は会社を退職し
翔音は全てを放り出してきた
ここまで緻密な計画を立て
実行してきた二人にしては
あまりにも雑な逃避行だった。
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