大人の味
( 📖 × 🎣 短編 ⑤ )
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※ 学パロ風(?) 、 年齢操作有 ‼️
📖 → 高2 (17)
🎣 → 中2 (14)
わ、 ようやく最終回かな。
なんか長いようで短い………。 あーる指定かくのばか楽しい。 むずいけど。 よーやく1話と話が繋がるよ。 ぐだぐだしすぎた小説だね、たのしかったけども。
「大人の味」 本編終わったら番外編とかも書こうかなって考えてるとこー!
キャラデザだったり、 各キャラのプロフィールだったりとかも載せようかなって。
そーすればわかりやすいでしょ!
今回は会話が多い!! あと、下ネタえぐい!!直球で入ってくるから気をつけて!!!!! 小説とはなんだ!!
完全ネタ枠。 没だよ、こんなの。()
そんじゃ、本編どーぞー!
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「…… これが、俺とゴンの出会いだな。」
「………」
「………♠」
暫く、沈黙が流れる。
東棟2年生の教室はもう目前というのに廊下が嫌に長く感じるのはきっと気の所為なんかではない。 何とも言えない空気感の中、 口を開いたのはヒソカだった。
「キミって意外と大胆ダネ……♦ 初対面のクセしていきなり家に招待しては其の儘行為しちゃうなんて♣」
「……? 悪いか? だが、俺はヒソカよりかはまだ誠実だと思うが。」
「どっちも汚れすぎじゃない。 いきなり家連れ込んで行為とかほぼ強姦みたいなもんでしょ。」
「イルミったら直球すぎないかい? ♣ まぁ、そんなところも悪くないけどネ……♥」
音もなく投げられた針はイルミが何時も常備しているもの。 ヒソカを睨み付けるイルミの目線はいつにも増して冷たく、殺気で溢れかえっていた。 それに対して怖じることなく、寧ろ喜んでブツをおっ勃てているのが ヒソカ=モロウ という男。
急に股間が光り出すことで有名で、周りからも気色が悪いと評判の彼は放っておき、 愛しのゴンの元へと駆けつける。
教室の扉を小さく開ければ、 その隙間からゴンの存在を確認する。 もう放課後なので、身支度をする後輩で賑わう教室。 コンコンコン、 と扉を3回ノックをして 「ゴン」 と優しく名を呼ぶ。
他生徒は、高等部の生徒を話題に友同士耳打ちをしたり、ゴンの名を聞いてざわざわと盛り上がっていたが、それにも動ぜず人混みをかき分けては顔を明るくして此方に向かって走ってくるゴン。なんとも愛くるしい行動に股間が光出しそうなのはクロロの方だった。
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「へぇ、 コイツがゴンね。 クロロが言う割にはなんかフツーの顔だね。 俺の弟の方が可愛いし、 醜男って感じ。」
「出た出た、イルミのブラコン♠
そうかい?? 随分と可愛い顔だと思うけど……♦ 近くで見ると、 もぉっと可愛いじゃないか♥」
「ゴンは世界一可愛い、醜男とはなんだ。 あと、 ゴンに触るな、見るな、話しかけるな、消えろ。」
「ええっ 、 随分と理不尽だね♦ シクシク ……♠」
「えっと…。 クロロの友達? 初めまして、 ゴン=フリークスです!」
「自己紹介が出来てエラいね ♥ 僕は ヒソカ ♠ コッチの彼はイルミ ♦ よろしくネ、 ゴォォォン ♥ 」
「なんか想像と違ってちょっと幻滅。 俺は帰るよ、一刻も早く弟達に会いたいし。キル、何処だろ。 」
「キル……? キルアのことだよね? キルアなら、俺の隣のクラスだよ。 入口付近の席だからすぐ分かるとおもうよ!」
「そ。 まぁ、ありがとう? じゃね。」
「うん、またねー!」
「………いつの間にか仲良くなってる♠ ゴン、 僕ともお話しておくれよ♥」
「え? う、うん。 何話すの?」
ゴンの前に屈み、顎に手を当てて何か考えるヒソカの顔はどこか不敵な笑みを浮かべており、 ゴンは何となく後退りした。
「そうだなァ……♠ ゴンは、好きな人とかいるのかい? ♣」
「えっと………。 クr わぁぁぁ!? く、クロロ?? どうしたの?」
ゴンがヒソカの質問に答えようとした直後、ゴンはふわりと浮遊感を感じ取った。 後ろを見れば、クロロがゴンを抱き抱えていた。
「………♦ 」
「……… 悪いな、ヒソカ。 俺たちはこれから予定が入っているんだ。 話の続きは何時でも出来るだろう、また明日。」
「また明日……ネ♠」
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「ね、ねぇクロロ? オレ、1人で歩けるよ……。 帰るなら手繋いででも帰れるよ? 」
「俺がゴンを抱っこしたいんだ、 それとも俺に抱えられるのが嫌か……?」
ぶりっ子をしているのか、目をきらきらと輝かせて一粒の涙を浮かべている様はまるで、棄てられた子犬のよう。 (クロロの場合は子犬ではなく大型犬と言う方が正解)
そのような瞳で此方を見詰められるとゴンは拒否できず、 簡単にクロロに抱かれる事を許してしまった。 承諾を得たクロロは、 嬉しそうに少し口角をあげては、 ゴンを抱き抱えたまま、靴箱まで歩く。
廊下をすれ違う人々に、黄色い歓声を浴びせられた。 ゴンは恥ずかしくなって顔を見られぬよう、クロロの肩に顔を埋めた。
ふと、ゴンはクロロの制服をすん、 と一つ嗅いでみる。
すると、甘いコロンの香りがした。 それは、 以前クロロの家にお邪魔した際、 クロロの部屋に漂っていた香りだ。 やはり、これがクロロの匂いなのだと感じたゴンは制服が皺になってしまうのではないかと言うほどまでに顔を埋めた。
恥ずかしさを隠し、クロロを感じる為に。
それでも、クロロに気が付かれないようにそっと。
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「そんなに人に見られるのが嫌だったか? ふふ、 可愛いな。 俺の肩に必死で顔を埋めて、羞恥を隠しているフリをして俺の匂いを嗅ぐなんてな? ゴン=フリークス くん ? 」
暫くして、静かになったな。 と思えばいつの間にかクロロの家に来ていた。
恥ずかしくて顔を埋めていたところ、クロロの話が耳に入ってこず、周りの状況が何も見えていなかったゴンはそのまま連れてこられたのだろう。
「べ、別にクロロの服の匂いなんて嗅いでないよ! 甘い匂いがするなって思っただけで!」
「ほら、やっぱり嗅いでるだろう? 俺の香水はあまり香るものじゃないんだ。 相当近くに来るか、嗅覚が優れているかしか匂わないはずだが?」
「え……っと……。 ごめん…………。」
「謝らなくていいんだ。 ……ゴンは、俺の匂いが好きか?」
「うん、好きだよ。 甘くて優しい匂い。 抱っこされてる時ね、すごく安心したんだ。だから好き。 」
「そうか。 じゃあ、おいで。」
ゴンに向かって緩く手を広げるクロロは優しい顔をしている。
テラスに繋がる窓を開けているのか、柔らかい風が二人の頬を撫で、髪を靡かせる。 白いレースカーテンがゆらゆらと風で揺れる。
クロロに抱きついたゴンは、頬を赤くして口角を緩めた。 クロロの背中に手を回すことに応える様にクロロもゴンの背中に手を回した。 ゴンがほんの少し身を乗り出して、クロロの下唇に軽くキスを落とす。 吃驚したクロロは一瞬目を見開いてはゴンの腰をぐっ、と此方に近付けてお返しに優しいキスを落とした。
それは、ゴンからしてみれば大人に見えて。 以前の経験からもゴンの体験する行動や味は全て 『大人』 そのもの。
今の口付けだって。 甘い御茶菓子みたいだ。 そう、 全てが 『大人の味』 。
クロロとゴンは、ずっと抱き合って 幸せな時間を過ごした。 時が刻刻と過ぎることに気が付かないまま。
end ___ 。
コメント
2件
めっちゃ良かった!!! 何回もこの話見返しちゃうよ!(R18の時毎回顔赤くなる!🤣) 次の話もも楽しみにしてる!!!