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今日もはじまりの朝が来た。今日こそは君を見つけてみせるから、どれだけ暗闇が続こうと君を探すから、だから僕が君を見つけるまで、それまで生きててほしい。
必ず見つけてみせるから。
外を見ると朝日が昇っていた。今日も少ししか寝れないまま朝を迎える。嫌がる体を無理やり起こして学校に行く準備をした。
私は髪が生まれつき白くて目が青かった。でも純日本人なため他の人たちからは冷たい目で見られた。たまに寄ってきてもいやらしい目で見てくるだけ。私は嫌気が差して人と距離を置いた。親もそんな私を相手にしてこなかった。だから私は早く高校を卒業して一人暮らしをするために私のレベルでも頑張れば届きそうな高校になんとか入って目指している大学に入るために勉強に励んでいる。そのために話し相手もいない高校に通っている。
今日もそんな日が続くと思っていた。
いつも通り学校へただただ歩いていた時、強風が吹いた。とっさに顔を上げると今にも泣きだしそうな顔をした私と同い年ぐらいの男の人が立っていた。すごく整った顔をしていて思わず見惚れているとその人が口を開いた。
「見つけた」
すごく小さい声で呟いたから何を言ったのか聞こえなかった。そこで私は我に返り下を向いて歩き進めた。
「ねぇ」
後ろから声が聞こえてとっさに足を止めた。ここは人通りが少なくこんな朝からここを通る人はほとんどいない、つまり私に話しかけてきたのだろう。何を言われるのか不安に思いながら後ろを向いた。
「どこの高校?」
結構有名な高校なのに知らないのだろうか。
「愛鈴高校です」
「そうなんだ」
聞いといてそれだけかと思ったけど気にしないことにした。その人はどこか他の人とは違った雰囲気を纏っていて、どこか近づきがたいオーラも纏っていた。だからか少し私みたいと思ったけど私なんかと一緒にしては失礼だと思い学校に向かおうと歩き出した。
学校につきいつも通り先生の話を聞いて板書するだけの時間を過ごした。その間話しかけてくる人は誰もいない。まぁいじめられないだけ良いかと思うことにしてからはそんな気にならないしそんな生活を17年も続けていれば慣れてくる。
いつも通りできるだけ勉強以外のことは考えないようにして1日を終えた。部活をしてないので特にすることもないためすぐに家に帰って今日の授業の復習をした。私の高校は合計点420は当たり前みたいな高校で、はいるときもギリギリ合格だった。だから私は勉強を頑張らないとついていけない。だから必死に進んでいく人達について行こうと頑張ってる。
そうやって全ての教科の復習をして親と会話もせず簡単に食事を済ましてお風呂もあまりゆっくりしないで部屋に戻った。
小さい頃から深い眠りにつけたことがなかった。それに、小さい頃は傷ついてばかりで泣いていたら気づいたら朝になっている日々。最近はベッドの上で小さくなっていたら気づくと朝になっている。寝ようと試みてもあまり寝れない日々が続いて諦めるようになってきていた。だから今日もベッドの上で小さくなって朝日が昇るのをただ待つだけ。そうしているとだんだん外が明るくなってきていた。
体を起こして学校の準備をして学校に行き、学校につくといつもよりどこか騒がしかった。周りの人の話に耳を傾けるとどうやら転校生が入ってくるらしい。まだ新学期に入って2ヶ月という中途半端な時期に転校生が来ることなんてあるのかと思ったがどうせ私と関わることもないと思い気にしないことにした。
ホームルームの時間で先生は驚きの言葉を口にした。