コメント
3件
これは潔…ちぎりんに懐かれたな
おじょうきたー!!やっぱこのタイプの潔と千切はすごくよろしい
最後の潔マジ可愛い
ATTENTION
・潔くんサッカー未経験設定
・キャラ崩壊あるかも
・本家とは異なった設定あり
・オリキャラあり(今更ですが…)
上記のことが大丈夫な方はお進みください
♡、コメントありがとうございます!
いいですね?
ではどうぞ!
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「「かんぱーい!」」
現在チームZルームでは祝杯が行われてる。勝ったからってこんな喜ぶことでもあるの?なんて疑問を持ちつつ端っこでスマホを弄ってた。途中蜂楽にステーキ食わされたけど…ステーキはもう当分いらねぇ。飽きる。皆まだ祝杯で盛り上がってる中俺は静かにその場から抜けた。
【モニタールーム】
「何で人はサッカーで熱くなるんだろ」
次のチームWの過去の試合を見ながら呟く。
『なにそれ、僕に対する質問?』
とスマホから声が聞こえる。
「んー、湊に言ってるかも」
『サッカーが楽しいからじゃない?よいからすればゲームみたく』
「ゲームねぇ…」
『まっ考え方は人それぞれだよ。所で聞きたいことあるんじゃ?』
「あ、忘れてた。アドバイスお願い」
『リョーかいっ、じゃあタブレットの方に大体書いたけど___』
数十分後…
『_ってぐらいかなぁ。後聞きたいことは?』
「今はない」
『おーけーなら今日は終わりにする?』
「うん」
『おけ。じゃあ切る前に1つ質問』
「何?」
『何でさっきあんな事言った?』
さっきまでの軽い口調から真剣な口調に変わった。
「何となく…」
『…そっか!空気重くしてごめんじゃあね』
と言って通話を切った。改めて紹介しとく。彼奴は時雨湊。同い年で中学の頃までサッカーをしてた。辞めた理由は足の怪我。詳しくは言わないけど彼奴にとっては悔しかったと思う。 今は選手はやっていないけどサッカーに関わることはしてる。
例えば今みたいにアドバイスとか、彼奴の指摘するとこは的確でそこを気をつければグンと成長出来る。だから俺は頼ってる。
「てか、なんで俺サッカーやってるんだ…」
そんな疑問の答えは簡単 それは…
“ただの気まぐれ”
偶然招待状が届いて、偶然面白そうな事を行われそうにしてたから俺は参加した。その分いつもやるゲームとは異なる楽しさを見つけれると思っていたけど…
「やっぱ俺にはゲームの方がいいのかな…」
俺の呟きはモニタールームに静かに消えた
それからも俺は未だモニタールームにいた。他のチームや自分の過去の試合を順番に見ていた。それでやっぱり思う。
俺は他の奴らと違う って…
何だろ…
“俺がサッカー本気でやってないから?”
それだったらチームVの奴にも居る…
“本当はサッカーをやりたくない?”
もし、そうだったら既にやめてる…
考えんの辞めようとと思って首った。するととドアが開く音がした。振り向くとそこには千切がいた。
「あれ、千切じゃん。どうしたんだ?」
「寝れなくて、お前のゴールを見に来た」
「俺のゴールを?」
「あぁ、誰もが羨むようなゴールをしてんだ」
「そっか…」
「お前はなんでここに?」
「んー…何でだろ。多分気まぐれ」
「何だそれ」
そう言って千切は笑っていた。あ、そうだ。聞きたいことがあったんだ。
「なぁ、千切。前に自分の武器を話してただろう?そんとき答えてなかったけどお前の武器って何だ?」
そう聞くと、千切は嫌そうにしてた。
「もし、嫌なら言わなくていいわ」と言ったら、少し目を開いていた。
「詳しくは聞かないんだな」
「ま、嫌な事は無理に聞く気は無い。でも、これだけは答えて欲しい。なんで俺の映像を見に来た?」
「だからさっき言ったろ」
「あれが本当の理由じゃないだろ?」
「ッ…」
千切の表情に本当の理由があると確信した。
「けど、俺のゴールするの見てもなんも得しないだろ?」
「は?」
「あれらは即興だし、やっぱゲームとは違うんだよなぁ」
「ゲーム…?」
「これ言ったらお前キレるかもしんねぇけど聞く?」
「…あぁ」
「おっけー。俺ってさ、ここに来るまでずっとゲームしてたんだ。サッカーなんて授業の時ぐらいしかやってなかったからさなんでここに呼ばれてるのは不思議でさ、そんな気持ちだから別にここで終わってもいいって思ってる。それよりもゲームに触れてたいし、だからさ千切が俺のゴールを羨ましいなんておかしな話だと思う。初心者のゴールにさ」
「初心者…?嘘だろ?あんな強豪にいそうな動きをしてたお前が?」
「本当だよ。俺は運動部に勧誘はされるけど所属はした事ないし」
これの答えを聞いて千切は 「マジかよ…そんな奴のゴールで俺サッカー諦めてようとしてたのかよ」と呟いてた。うわぁ考えてる事声に出てるー。
「フハッ…こんな奴に羨ましいって思ったこと後悔した?」
「そうだったらどうする?」
千切はウザそうな感じで聞いてきたから俺は「笑ってやるよ」と笑顔で答えといた。その後「性格悪ッ」と言われた。
千切は「もういいや」と言って自身の右足の方のズボンを捲った。
「右膝前十字靭帯断裂…俺は1年前に怪我をしたんだ。医者にはもう一度同じ箇所をやったら選手生命は危ういって言われた。そのせいか前みたいなプレイが出来ない」
千切は怪我した箇所を優しく撫でながら話してくれた。成程怪我ねぇ…。怪我は選手として痛手だ。怪我を負えば完治までの時間がかかるし、その間他の選手との差が開く。そして、選手生命を絶える人もいたりする。
「千切はもう全力でサッカーをしたくないのか?」
俺は聞く。そして千切は
「やりてぇよ!!!」
と言いながら地面を強く叩いていた。
「けど、怖いんだ。また怪我したら…」
「二度とサッカーが出来ないなんてまだチャンスがあんだろ?」
「まだチャンスがあるって…」
千切が何か言おうとしてたけど無視して話した。
「俺の友達もサッカーしてた奴がいたんだ。其奴はチームで実力がトップで皆から頼られてたんだよ。けどさ中二の頃だっけな。其奴、足怪我したんだよ」
「…その後は? 」
「勿論、病院に行った。そして医者から選手生命は絶えたことを告げられた。その直後はずっと泣いてた。でも、すぐに気持ちを入れ替えて今は別の夢を掲げてる。そんな奴がいるのにお前はまた怪我するのが怖い?まだしてねーのに言うなよ。怖いなら始めから来るなよ…」
やべ、言い過ぎたかも…。怒ったらすぐに謝ろ。けど、そんな考えは要らなかった。
「そうだな…。そんな人いる。やりたくても出来ない奴はいる。俺は運良くてまたサッカーが出来る。なのに怖いから全力で出来ないって…馬鹿じゃん俺…
ありがと潔。俺、目冷めたわ。これからは全力で行く。この足が終わるまで走り続ける」
「そっか、良かった」
俺はホッとした。これで気持ちが変わらなかったらもうダメだったし、多分千切も後々後悔してたと思う。
「あ、でも練習はちゃんとやらないから」
「は?」
「お前との練習だったら真面目にやる」
「は????」
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