テラーノベル
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まぜ太視点
最初は、余裕だった。
キスして、触って、反応を見て。
らいとが息を乱すたびに、俺はまだ笑えてた。
でも――
ベッドに押し倒して、脚の間に割り込んだ瞬間、
その余裕は一気に崩れた。
「……っ、まぜ……」
らいとの声が、震えてる。
それだけで、腹の奥がきつく締まる。
「そんな声出すなって……言ったろ」
返事の代わりに、
らいとはシーツを握りしめた。
逃げない。隠さない。
それが、煽りだって自がないのが一番タチが悪い。
キスはもう、確かめ合うものじゃない。
歯が触れて、唇を噛んで、
息を奪い合うみたいに、深く、荒くなる。
「……っ、ん……」
らいとの腰が、無意識に浮く。
「ほら……欲しいんだろ」
耳元で囁くと、
びくっと身体が跳ねて、呼吸が崩れた。
触れる。
撫でるんじゃない、掴む。
優しさよりも、確かめるみたいに。
「……あ、っ……」
声を殺そうとして、
失敗する。
喉から漏れる音が、やけに生々しくて。
俺はもう、止まれなかった。
「……ちゃんと、見ろ」
顎を掴んで、無理やり視線を合わせる。
潤んだ目で、俺を映すらいと。
「今、誰に抱かれてるか」
「……まぜ……」
その名前を聞いた瞬間、 全部が繋がった。
一気に、深く――
らいとの身体が大きく跳ねて、
息が詰まったような声を出す。
「っ、あ……!!」
「力、抜け」
言いながら、
抜く気なんてない。
奥まで届く感覚に、こっちの息も荒くなる。
動く。
最初はゆっくり、逃げ道を塞ぐみたいに。
次第に、我慢が効かなくなって、
リズムが 崩れる。
「……っ、ま、ぜ…..! ま、って……」
「待たない」
腰を押さえて、
逃げられないように固定する。
らいとの指が、俺の背中に爪を立てた。
「……っ、あ……!」
何度も、何度も。
ぶつかるたびに、身体が揺れて、
声も、思考も、全部ぐちゃぐちゃになる。
「……ほら……ちゃんと、感じてる」
らいとはもう、
言葉にならない声しか出せない。
それでも、しがみついてくる。
それが、たまらなく愛おしくて――
でも、手加減なんてできなかった。
深く、強く、逃がさない。
「……っ、まぜッ……好き……」
不意に落ちたその一言で、
最後の理性が切れた。
「……言わせんなよ、こんな時に」
身体を重ねて、動きを止めないまま、
何度もキスを落とす。
息が絡んで、汗が混じって、
境目がわからなくなる。
限界が近づくのが、互いにわかってる。
それでも、離れない。
「……一緒に」
「……うん……」
その一言で、
最後は、深く、強く――全部をぶつけた。
しばらくして。
らいとは、力が抜けたまま、俺の胸に顔を埋 めてる。
「……激しすぎ……///」
小さくそう言うから、思わず笑った。
「今さら?」
コメント
2件
最高です!!