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家に帰った後、いつもならみんなの期待に応えるために勉強をしているが
今日はそんな元気などない
それでも、俺は優等生だから、そう思って机に向かう
いつもはすぐ勉強を始めていたので気づかなかった、小さな棚
その中を見ると文房具などがぎっしり詰まっている
昔は文房具オタクで色々集めていたな、とか思っていた時、あるものを見つけた
絶対だめだとわかっていても、耐えられなかったから、しょうがないと思ってしまった
俺の手にカッターが握られていた
気づいた時にはもう、遅かった
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俺は急いで腕の血を拭き取る
それでもまだ溢れだしてきて止まらない
やっちゃったな、これだけはしたくなかったのにな、とか思ってたけど、もう遅いから
俺は手元にあるだけの絆創膏を集めて腕に貼り付ける
このままだと見えて家族にバレてしまうので上着を着る
最近寒くなってきたのが不幸中の幸いだった
…
母さんに「長袖着てるんだね」と言われた時は冷や汗が止まらなかった
急いで逃げるように「お風呂入ってくる」と言い風呂場に向かった
シャワーを浴びた時、傷がとても痛かった
でも、もうそんなことはどうでもよかった
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コメント
2件
りす.か表現よすぎます♩♩ 病み系のストーリー大好きなのでテンションあがりました.ᐟ.ᐟ.ᐟ;; 続き楽しみです( т т )
いつも拝見させてもらってます🥲🥲 今回のお話もさいこうでした!!💖💖 続き待ってます^-^