Kr「はぁ”?!なんだよ?!それ!nakamu自身がやった訳じゃないのに!ふざけてんのか?!」
まるで自分事かのようにキレるきりやんに少し驚く。
出会って間もないのにこんなにも思ってくれるだなんて……。そう思うと少し心が温まった。
Kr「いや、、まて、nakamu。よく生きたよ。よく我慢してきた。偉い。普通に偉い。すげえってnakamu!お前ここにいる誰よりも心が強いんだな!」
俺の肩を掴みそう言って励ましてくれたきりやん。
___今まで我慢してきた苦しみがグッと剥がれたかのように視界が揺れ、ぼやけ始めた。
俺の心の底から言われたかった言葉。
あぁ、生きててよかったな。って改めて思う。
〜〜
Nk「……それで、きりやんは、?」
Kr「…あぁ、俺はさ……んー、なんて言うんだろ」
Kr「簡単に言えば周りからの名前いじりだよな」
Nk「名前いじり…、、」
Kr「俺、日本生まれアメリカ育ちなんだけど、親のつけた名前が酷くてさ…w」
Nk「……なんて言う名前なの?」
Kr「もう聞いちゃう?笑」
Nk「あ、ごめん…、、」
Kr「あー、いいよいいよw今のいじり笑、……俺の本当の名前は十六夜宇宙。」
Nk「いざよい…あーす?漢字は?」
Kr「いざよいが十六に夜。あーすは宇宙であーす。全く酷い名前だよ、笑」
そういうときりやんは過去の話を始めた
ーーー
小学生の頃はさ、色んな人に
“かっこいい!”
“すごい!”
“いいなぁ”
そんなことばっか言われてた
みんなにアース君とかいざよい〜とか呼んで貰えてた。
でも、中学に上がった途端、
“だっさw”
“俺だったらダサすぎて名前変えるわw”
“やーいwアースw”
いじられキャラになった
みんな下の名前で呼ばず、お前やキミ、呼んでくれても十六夜君。
俺はその環境に心が狂ってしまった。
どうやら自分が思っていた何倍も心は限界だったようだった。
……ある日、父親に相談をしてみたんだ。
“転校したい”って。
最初はダメだと思ってた。
けど、父さんは理由を聞くまもなく
“俺もしたいって思ってたんだよな!そうだ!いっその事アメリカに行こうか!w”
父さんはそう言った。
母さんもノリノリだった。
数ヶ月後
アメリカに引っ越して、新しい学校に行った
新しい学校では
“アース is very cool!!”
なんてまた夢を持たせてくれた。
まぁ、一部を除いては。
俺がここに呼ばれた理由はきっと
この名前のせいだろう。
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十六夜宇宙……カッケェッスパイセン!