次の日
きんとき
「あ…お、おはよ…」
紗弥
「お、おはよう…ございます…!」
きんとき
「…学校行く?」
紗弥
「あ、はい…!」
絵里菜
「…」←こっそり見てた1
来夢
「?」←こっそり見てた2(意味分かってない)
ぴくと
「…」←こっそり見てた3
絵里菜
「末永く仲良くしろよ…お前ら…()」
ぴくと
「それな()」
来夢
「お前らほんと何してるの?」
絵里菜
「え?見守り隊してる」
ぴくと
「うん」
来夢
「え」
来夢
「てか、私達も学校行くよ」
絵里菜
「わかったって〜」
ぴくと
「いってら〜」
________
絵里菜
「紗弥の下駄箱は…なんもなし!」
絵里菜
「兄さんが見てくれたのかな…?」
来夢
「元々なかった気もするけどね」
絵里菜
「前はあったでしょ〜?」
来夢
「へいへい…」
来夢
「ん…?」
絵里菜
「来夢もモテてるね〜」
絵里菜
「うをっ!?」
来夢
「?どした…?」
絵里菜
「いや…これ」
来夢
「…うっわ」
絵里菜
「下駄箱に…ラブレターどんだけあるの…(汗)」
来夢
「引くわぁ…(引」
絵里菜
「処分orもらう?」
来夢
「勿論、処分で」
絵里菜
「らじゃー」
来夢
「ったく…」
絵里菜
「大変そうですね〜…」
来夢
「絵里菜の方もヤバいけどな?」
来夢
「絵里菜なんかもう溢れてる」
絵里菜
「あはは…(汗)」
来夢
「絵里菜の方が大変そう…」
絵里菜
「日常茶飯事だけどね…w」
来夢
「ほら、早くそれ処分して行こ」
絵里菜
「うん!」
________
紗弥
「あ!絵里菜と来夢!」
絵里菜
「あれ…今日は兄さん居ないんだ…」
紗弥
「慣れるために…w」
紗弥
「まぁ…ホントは…離れたくないけど…w」
絵里菜
「じゃあ離れるなよ」
紗弥
「そうだけどさぁ!」
紗弥
「そうしたら…しつこいかなぁ…と」
来夢
「弱気になりすぎだわバカ」
来夢
「いつもの元気見せろや」
紗弥
「辛辣!?」
来夢
「前言撤回しまーす()」
絵里菜
「っははw」
紗弥
「休み時間に会いにいくし!」
来夢
「そうか」
紗弥
「辛辣すぎひん?」
________
昼休み
来夢
「…はぁ」
恋…恋愛…か
小説では呼んだことあるから
なんとなくわかる
両思いの奴等が、付き合う
紗弥は、自分の恋が実ってる
それはいいことだと思う
幸せなことなんだよ。付き合えるのは
いいなぁ…
恋も、たまにはしてみたい…
けど
駄目…なんだよなぁ…
来夢
「はぁ…」
あの兄貴はシスコンで
ちょっとウザいんだよなぁ…←
来夢
「あ…」
読みたかった本の最新巻…
もう学校に出てたんだ…
読もうかな…
来夢
「んーっ…」
来夢
「ふんっ!」
やばい…
コンプレックスの低身長のせいで…
届かない…っ
来夢
「届かない…」
来夢
「どうしよ…」
図書室の脚立は…
だめ…今使われてるし…
遠くにあるし…
知らない人にはちょっと話しづらい…
喋ることは少し苦手なんだよなぁ…
どうしよ…
。
「どうしたの…?」
来夢
「え…?」
確か…この人は…
来夢
「絵里菜の…お兄さん…」
スマイル
「なにか…困ってる…?」
来夢
「あぁ…実は…」
来夢
「あの本…取りたいんですけど…」
来夢
「届かなくて…」
スマイル
「あれ?白色の」
来夢
「それです…」
スマイル
「はい。これであってる…?」
来夢
「あ、はい…!」
いいなぁ…高身長…
絵里菜のお兄さん…
確かもう一人バカでけぇ人いたよなぁ…
絵里菜のお兄さん達
個性ありまくりだなぁ…()
スマイル
「…ねぇ」
来夢
「…?」
スマイル
「俺も、その本読みたかったんだけど…」
来夢
「あ、じゃあ先に見ますか…?」
スマイル
「いや…一緒に見ようかなって…」
来夢
「…いいですよ?」
スマイル
「じゃあそこらへんで読もっか」
来夢
「そうですね」
※天然鈍感2名
スマイル
「…来夢…さん?もこの本好きなの?」
来夢
「はい。小説関係は大体好きですね」
スマイル
「この物語とか知ってる?」
来夢
「あぁ、知ってますよ」
スマイル
「ホント!?」
来夢
「全部見ました」
スマイル
「これ…いいよね」
スマイル
「物語が細かいところまで作られてて…」
来夢
「それな」
来夢
「特にキャラのこことか…」
スマイル
「そうそう…」
来夢
「あ、この本読むんだった」
スマイル
「あ、そうだった」
来夢
「最新巻…!」
スマイル
「この物語良いよね…」
来夢
「共感です」
スマイル
「…敬語」
来夢
「?」
スマイル
「敬語じゃなくていいよ」
来夢
「あ、ごめんなさい」
来夢
「たまに癖で敬語になるんです…w」
スマイル
「わかる」
来夢
「あ、本当ですか?w」
スマイル
「なんでか緊張してる時とか」
スマイル
「いつものタメ口が敬語になる…」
来夢
「わかる〜」
スマイル
「…今は外れてるけど…w」
来夢
「私もw」
スマイル
「じゃあ読もっか」
来夢
「ですね」
________
スマイル
「…」
来夢
「…」
熱心に読んでいるなぁ…←貴方もよ
…思ったけど
きれいな顔だなぁ…
モテそうだなぁ…
スマイル
「…?どうか…した…?」
来夢
「いや、イケメンだなぁと…」
スマイル
「…えっ?」
来夢
「え?」
スマイル
「…それ、あんまり人に言わないほうが良いよ」
来夢
「え、あ、はい…」
なんだろ…
私変なこと言った…?
褒めただけなのに…
…まぁ、いっか
にしても…
なんか…胸がドキドキする…
…病気?←
スマイル
「次のページ行ってもいい?」
来夢
「あ、はい」
物語の内容は頭に入ってくるけど…
心が…なんか…
ドキドキ…するんだよなぁ…
でも、前にもこんな事あったけど
________
絵里菜
「それは病気じゃないよw」
________
って…絵里菜達も言ってたし…
なんだろ…
もう一回、絵里菜達に聞くかぁ…
________
スマイルsid
スマイル
「…」
なんか…見つめられてるような…
来夢
「ジーッ」
スマイル
「…?どうか…した…?」
来夢
「いや、イケメンだなぁと…」
スマイル
「…えっ?」
来夢
「え?」
イケ、メン…?
かっこいいって事…?
今…イケメンって言ったよね…?
スマイル
「…それ、あんまり人に言わないほうが良いよ」
来夢
「え、あ、はい…」
…なんでだろ
異様に、心臓の音がうるさい…
…病気…か?
んなまさか…
流石に病気だったら…
もうちょっと体に異常が出ると思うし…
スマイル
「次のページ行ってもいい?」
来夢
「あ、はい」
…俺、どうしたんだろ
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