テラーノベル
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・もとぱです
・無理矢理です
・こちら1話完結物語となります!
・ぜひ最後までお楽しみ下さい!
今日は某テレビ番組での撮影だ。
珍しく3人ではなく元貴と2人での撮影。
2人でしかできない企画だとかなんとか。
司「今回、お二人には“〇〇しないと出られない部屋”に挑戦して頂きます!」
司「ではお題は何でしょう!」
(ルーレット)
司「バン!出ました!お題は……」
司「“10分間キスしないと出られない部屋”ということで、お二人さん頑張ってくださいね!」
司「それでは!」
バンッ!
司会者の言葉と共に扉が閉まる。
え、こんなの聞いてない。
俺が聞いてたのはもっとこう“10分間筋トレ”とか“10分間相手の好きなところ言う”みたいな単純なやつで、だから引き受けたのに……10分間キスって……え嘘だよね??
俺はテンパりながらも言葉を発する。
w「……え、どゆ、こと?」
あたふたしてる俺とは真逆で元貴はいつもとなんら変わらない様子だった。
m「どゆことってそのままの意味じゃん?笑」
…元貴が冷静すぎて怖い。
w「え、」
w「そうだけど違うじゃん話がだって俺…」
元貴がふっと微笑む。
バンッ!
m「まあまあ、従お?」
その瞬間、俺は元貴に押し倒された。
w「は、えちょ、まって元貴!」
w「い、今の状況わかってんの、??」
m「なに、ビビってんの?笑」
w「いやちょそういうこと、じゃなくって、別に10分間キスってことは…その…手とかでもいいじゃんか!!!」
m「手でもいいってことはさ、」
元貴がグッと顔を近づけてくる。
m「逆に口でもいいってことでしょ?♡」
……
このままだとまずい。
そう思い体を必死に動かしても元貴に両手首とも掴まれてるためビクともしない。
w「はッ、?」
落ち着け俺。
今はとにかく元貴を説得させないと。
w「元貴さっきから何考えてんの、?」
m「なにって、」
m「若井のことしか考えてないけど?」
w「っ……」
w「そ、そういうことじゃなくって!!!」
m「ん〜…じゃあ若井との口付け?」
w「はッ……やばお前」
w「てかなんで口なんだよ、」
w「……普通に考えておかしいだろ!」
w「わかった。……俺が元貴の手に10分間キスする。もうそれでいいでしょ?」
m「……」
w「変なこと言い出すと思ったら、ずっと下向いて黙って……なんなんだよ元貴!」
m「……」
w「ちょ、だからもう早く離せよ!!」
ギュッ”
w「ッ痛”いッ!」
俺の手首を掴む力がより一層強くなる。
m「え若井さぁ、」
m「なに勝手に話進めてんの?笑」
顔を上げた元貴と目が合う。
俺を見る瞳は真っ黒で淀んでいた。
w「ひッ……」
元貴の歪んだ顔に思わず声が出る。
m「俺四六時中さ、若井の唇いつ奪ってやろうかしか考えてないし、俺の目にはいつだって若井しか映ってないんだよ?」
w「ちょ何言って…」
m「若井は周りの奴らばかり構ってるから気づいてないだろうけど、俺はずっと若井のこと見てるからね?」
w「まじでッ、何言ってんのッ?」
w「…やばお前ッ」
w「何なのさっきからッおかしいッて、」
w「え、泣」
なんで
やばい
なんか
涙が、
m「…あれ?笑」
m「だいぶ強気なくせに涙出てるけど?笑」
m「若井ったら強がっちゃって…可愛い♡」
m「弱い犬ほどよく吠えるだっけ?」
m「若井は弱い子犬ちゃんだね、?♡」
w「はッ、」
w「お前…まじ気持ち悪いッて…!!」
m「…いいよ笑 」
m「別に気持ち悪いって思われても。」
m「だってその恐怖と嫌悪に埋め尽くされた顔も最高に可愛いから…♡」
なにそれ…
こんなの元貴じゃない。
w「な、んでッ」
m「……やっとこの機会を手に入れた」
m「だからさ」
ちゅッ”
強引に若井の唇を奪う。
w「ん”?!」
w「ちょ、やめっ」
w「んっ…は、やだッ”!!!」
抵抗しても無駄だってわかんない?笑
まあそんなところも愛おしいけど、♡
w「んッ、やっ…ん”ん”ッッ」
若井の涙が俺の頬にまで伝ってくる。
はぁ、たまんないね、♡
俺はそのまま首筋に唇を落とした。
w「やだっ…んっ、あ“ッ」
あれ…
なんでだろ…
気持ちいい…
頭ではダメだって分かってるのに、
俺の体が元貴のキスを求めてしまう。
w「んっ、んはっ、ッ///」
もっと、もっと元貴を感じたい。
m「っぷは…♡」
w「もとき…」
w「もっとキス…ちょうだいッ…///♡」
m「…もちろんッ♡」
自分から求めちゃうなんて…
ほんと可愛いね、俺の若井♡
w「ん“っ…んあっ、ん”」
若井の唇に舌を入れる。
舌と舌がきつく絡み合う。
w「ん”……んはっ”///」
溶けてしまうほどに濃厚なキスを交わす。
w「ん”ん“っ///」
ガチャッ
司「10分間、終了でーす!」
司「クリアおめでとうございまーす!」
え、もう終わり……?
そうして、
長いようで短いような
俺と若井の10分間のキスが幕を閉じる。
最初は嫌がってた若井も
気づいたら自分から求めちゃって、
……ほんと若井は罪な男だよ♡
w「んはっ……///」
口を離した2人の間に銀色の糸が引く。
2人の視線が熱く交わる。
ぷつり、と銀色の糸が切れた。
w「元貴、」
m「ん?」
w「好き…だよ…?」
あぁ……その言葉ずっと待ってた♡
m「ふ、笑」
優しく、
でも精一杯の愛を込めて、
若井にそっと口付けする。
ちゅ
w「んっ…」
きっと、これが今までで1番甘いキス。
m「…ぷはぁ♡」
あぁ……やっと言える。
m「若井、俺もだよ♡」
end.
コメント
10件
いやよいやよの若井さんだったのがもう自分からもとめにいっちゃってて、すごく好きです🫶🏻ラブです🫶🏻🫶🏻 しかも、若井さんの方が身長が高いのに大森さんの力に負けちゃうってのがまた最高です🫶🏻👍🏻フォロー失礼します🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️(長々とすみません🙇🏻♀️)
うわあああああ最高すぎて号泣です!!夜中なのにごめんなさい💦🙏いやちょっと死海さんそこ代わってもらっても、、?なんならもっと条件厳しくしちゃってもi((((((((((殴 主様天才ですありがとうございます!
夜遅くのコメント+初コメ失礼します 話の内容最高です👍 抵抗しながらも恐怖で泣き出してしまったり、思いが強すぎる 元貴さんに堕ちてしまうところなど 全てホントにサイコウです