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愛を知らないオレは 君が愛おしい

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愛を知らないオレは 君が愛おしい

9 - 第9話 愛を知らない俺は 君が愛おしい

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2024年06月17日

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9.愛を知らない俺は 君が愛おしい


どういうこと、えっ、今なんて……

山岡華:「嫌だね、でも理由だけなら聞いてやるよ」

桜志は少し間を空けて、覚悟を決めたような顔をして、話しはじめる。

桜志:「彰は俺の幼馴染で、親友だ。

でも俺はそれ以上に、彰に対して別の気持ちがある気がしてたんだ。

それが何かわからなくて、悩んで、なぜか怖かった。

だから恋人を作って、彰から離れようとした。

だけど、会えなくなればなるほど彰のことしか考えられなくなって、彰に恋人ができたと聞いてからは、世界から色が消えたみたいに、なにもわからなくなった。」

山岡華:「それで?なに?」

桜志:「俺は、彰が好きだ、愛している。

両親のこともあって、愛とか恋とか俺には理解できなかった。

だから、彰への気持ちに目をつぶってしまったんだ。

こんな弱い、意気地なしな俺を許してくれっ、、

俺の隣でもう一度笑っていてくれないか、彰…」

言葉が出る前に桜志を抱きしめていた。

「僕も桜志が好きっ……!」

二人とも泣きながら強く強くお互いの身体にしがみついた。

山岡華:「あーあ、オレは用済みか…」

小山:「俺も入るすきねぇよ!」

山岡華:「なんで君が居るの?泣いてるし笑

せっかくだ、失恋パーティでもし よう

君の奢りで」

小山:「そこは割り勘だろっ!」

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