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アイとルビーが寝室に引っ込んだ後のリビング。
リムルは「ふぅ」と一息ついてソファに座りましたが、背中に刺さるような視線を感じて振り返りました。
そこには、パジャマ姿の幼児・アクアが、腕を組んでじーっとリムルを見つめて立っていました。
「……あ、アクア君だっけ? どうした、眠れないのか?」
「………………」
アクアは答えず、リムルの横まで歩いてくると、その顔をじっと覗き込む。
(……この『リムル』とかいう奴、さっきから一歩も足音を立てていない。それに、ママに向ける視線が、単なるファンや男のそれじゃない。まるで、何かをずっと見守ってきたような……)
「あのさ、アクア君? 俺の顔に何かついてるか?」
「……お前、本当にどこから来たんだ? 『シエルのミス』なんて、子供が信じるような嘘を並べて。……何か、裏があるんだろ」
リムルは冷や汗をかきました。
(おいシエル、このガキ……めちゃくちゃ鋭いぞ。この世界の幼児はみんなこうなのか!?)
あのさ、アクア君? 俺の顔に何かついてるか?」
「……お前、本当にどこから来たんだ? 『シエルのミス』なんて、子供が信じるような嘘を並べて。……何か、裏があるんだろ」
リムルは冷や汗をかきました。
(おいシエル、このガキ……めちゃくちゃ鋭いぞ。この世界の幼児はみんなこうなのか!?)
『否。この個体は特殊です。……ですが、マスター。無理に説明する必要はありません。適当な魔法で誤魔化すことを提案します』
「(いや、ここで魔法使ったら余計怪しまれるだろ!)」
「あー、その……本当なんだって。信じてくれとは言わないけど、俺はアイや君たちの敵じゃない。……むしろ、助けたいと思ってる」
「『助けたい』……?」
アクアの目が、一瞬だけ鋭く光りました。
「……勝手なことを言うな。ママを守るのは、俺の役目だ。……お前が不審な動きをしたら、俺が容赦しないからな」
アクアはそれだけ言い残すと、トコトコと寝室へ戻っていきました。
「……ふぅ。怖かった。最近の子供は魔王より威圧感があるな……」
リムルが一人で苦笑いしていると、シエルの声が響いたのだった。