はーい続きですよ
注意⚠️
ナチ日帝です(多分)
地雷のお方は回れ右!!
ただただ自己満
それではいってらっしゃい(*^^*)
国ノ死後ハ
明るくも暗くも無い道を大日本帝国は先輩のナチス・ドイツに抱き上げられながら眺めていた。
日帝「先輩、そろそろ降ろしてくれませんか?きっと重いでしょうし…」
先輩は、何を言っているんだ とでも言うような顔をしながら言った。
ナチス「お前が重いわけないだろう。逆に軽すぎる。毎日食べてるのか?」
日帝「心配しないでも、食べてますよ!!」
私は少しムッとした顔をした。
すると、先輩は私の顔をまじまじと見つめる。
日帝「ん?なんか私の顔にでもついてます?」
ナチス「え、あ、いや、別に。…日帝は仲間に怒ることが苦手なんだなと思ってな。怒ろうと思っても怒れないからか、なんか可愛らしい怒り方になってるぞ。」
日帝「…確かに仲間に怒るのが苦手かもしれませんが、可愛らしくは無いです。」
また私はムッとした顔をした。
すると先輩はクスッと笑った。
日帝「なんで笑うんですか…怒ってるのに…。」
ナチス「す、すまない可愛らしかったから…。」
それを聞いて私は呟いた
日帝「…先輩の馬鹿」
ナチス「なんか言ったのか?」
日帝「…何も」
その後少し沈黙が続いた。
道が終わり、広い空間があった。
その広い空間の奥には謎の人物がいた。
何故か身体が黒い霧のようなものでできており、目は白く光って、ローブを着ていた。性別はわからない。
その人物の存在に先輩も気付いていたそうで、少し身構えていた。
その人物は私達を見るなりニコリと笑っていた。
謎の人物「こんにちは、いや、今はこんばんはかな。」
ナチス「日帝、降ろすぞ。」
日帝「あ、はい。」
そう言って、先輩は私を優しく降ろしてくれた。
そして私の前に出て守るような素振りを見せる。
謎の人物「そこまで怖がらなくて大丈夫ですよ。変なことはしません。」
ナチス「信用できない。名を名乗り、此処で何をしているのか言え。」
謎の人物「あ、自己紹介がまだでしたね。僕の名前は実はありません。しかし、皆は僕を観察者(オブザーバー)と呼んでいます。なのでオブザーバーでいいですよ。」
オブザーバー「僕は名前の通り、生の世界をいつも見ています。この死の世界の中で生の世界を1番知っているのが僕です。そして、死んだ方をどのような場所に移すかを決めるのも僕です。とりあえず、案内役だと思ってください。」
ナチス「そうか。」
オブザーバー「あなた達はどうやって死んだんですか?心中ですか?」
日帝「え?あ、いや、違います。」
オブザーバー「冗談冗談。僕はあなたたちがどうやって死んでるのかも知ってます。」
真顔でオブザーバーと名乗る者は先輩の方へ指を指した。
オブザーバー「あなたの方が早く死んだんですよね。死因は自殺、こめかみを撃ったんですね。」
その後、私の方へ指を指し、言った。
オブザーバー「そしてあなたは焼死、原子爆弾のせいですね。」
オブザーバーの言葉を聞いて先輩が私の肩を掴んだ。
ナチス「おい、誰にやられたんだ。」
答えたのは私ではなく、オブザーバーだった。
オブザーバー「アメリカです。アメリカ合衆国。大日本帝国の死によって終戦し、枢軸国は敗戦国となりました。」
先輩は話を聞いて私の肩から手を離した。
オブザーバー「それじゃああなた達は国なので、国専用の場所へ連れて行きますね。」
そしてオブザーバーは小さなベルを鳴らした。
チリン、という音がして、謎の人物が姿を現した。
オブザーバー「この方は守護者(ガーディアン)です。ガーディアン、彼らは国です。国専用の場所へ連れて行ってください。」
オブザーバーがガーディアンと呼ぶ者は白い鎧を着けており、神々しい雰囲気を纏っていた。
ガーディアン「どうも、それじゃあ連れて行きますね。」
そう言って、ガーディアンと呼ばれる者は私と先輩を連れて行った。
死ンダ国ノ居場所
私と先輩は死んだ国が行く場所へ連れて行かれた。
どうやら死んだ国はこの場所で過ごすらしい。
私と先輩は同じとこで過ごすことになった。
理由はガーディアンの勘違いだった。見た時、ガーディアンは私と先輩を恋仲かなんかだと思ったらしい。
まぁ私は別に先輩と一緒で全然大丈夫だったし、先輩も同じだったんだと。
そういえば、死んだ国はいつでも幽霊として生の世界へ行くことができるらしい。
私と先輩は怪我をガーディアンの力により治してもらい、身体中の火傷も、こめかみの出血も全て治った。
肝心の、過ごす場所とは、
先輩「国が過ごす場所って普通の家と一緒なんだな。」
生前の家とあまり変わらなかった。
死んでから、食べ物を食べなくても大丈夫だった。
それでも何かしら食べてるけど。
死んでから少し経って、日本とにゃぽんが気になった。元気でいるだろうか。顔が見たくなった。
日帝「先輩。」
ナチス「うん?どうした日帝。」
日帝「私、日本たちが心配になったので明日にでも生の世界へ行ってきます。」
ナチス「そうか。じゃあ俺も行こうかな。」
日帝「先輩も行くんですか?」
ナチス「嗚呼、一緒に行こう。」
日帝「ありがとうございます。」
私は嬉しくて、少し笑った。
続ク。(♡200で)