髪の毛乾かしてあげてるところが見たくて朝風呂ハマってる設定にしちゃいました💦
『さみしい。たすけて。』
元貴からそんなメッセージが届いた。
急いで行かないと。これは限界の合図だ。
最低限の支度をして家を出る。
『今向かってるから!』
元貴に返信し、タクシーを捕まえる。
エントランスで涼ちゃんと出くわして、涼ちゃんにも連絡がいっていたことを悟る。
2人でエレベーターに乗り込み、元貴の部屋がある階のボタンを押す。
貰っている合鍵を取りだし、解錠する。
ドアを開けると、玄関で布団にくるまりながら座り込んでいた元貴が立ち上がり、ぎゅっと抱きついてくる。
藤澤「よしよし。」
涼ちゃんが優しく頭を撫でている。
若井「部屋、いこっか。」
そう言いながら抱き上げる。…軽い。
若井「元貴。ちゃんとご飯食べてないでしょ。」
大森「…たべてるもん。」
若井「嘘。また軽くなってる。」
元貴は曲作りに没頭して睡眠や食事を削ることがよくある。
ほんとに体に良くないから、ちゃんとして欲しいんだけどな…。
ソファに着いて、元貴を抱きかかえたまま腰を下ろす。
元貴は俺の胸に顔を埋め、涼ちゃんに頭を撫でられている。
若井「ご飯はちゃんと食べなきゃダメだよ?」
大森「ん…」
藤澤「言ってくれたらあーんだってしに行くんだからねっ!」
大森「それは…やだ。」
藤澤「なぁんでよ!」
元貴の顔に少し笑顔が浮かぶ。
良かった、落ち着いてきたかな。
若井「今日は3人で一緒に寝ちゃおうか。」
大森「だめ…曲作んないと…」
藤澤「休むことだって大事だよ。」
大森「でも…」
まだ渋っている様子。
責任感が強い元貴だから仕方の無いことなのかもしれないけれど。
…最終兵器を出すしかないか。
こそっと俺は元貴に耳打ちする。
「_____?」
ぶわっと耳まで真っ赤に染めて驚いたようにこちらを見つめる元貴。
大森「…っばか!」
藤澤「え?」
大森「もう寝るっ!」
バタンッ
と勢いよく寝室の扉を閉めた元貴だったが、すぐに少しだけドアを開け、顔を覗かせて
大森「ふたりもはやくきてよね。」
少し照れながらそう言った。
藤澤「若井何言ったの、」
若井「別に〜」
涼ちゃんを連れて寝室へ向かう。
元貴の家のベッドはいつ俺たちが来て一緒に寝てもいいように大きいやつにしてあるので、2人で元貴を挟むように寝転がる。
若井「おいで。」
呼ぶと、くっついてくる。
抱きしめるとすっぽりと収まってしまうのが愛しくて仕方がない。
背中をとんとんしているとかわいらしい寝息が聞こえてくる。
おやすみ、元貴。
しばらくすると、元貴の温もりで俺も眠りに落ちていた。
…
んー、朝か…。あれ?
隣を見ると俺にくっついてすやすやと眠る元貴と涼ちゃんの姿があった。
そうだ、昨日元貴から連絡があって涼ちゃんと家に来たんだった。
2人の可愛い寝顔を見て幸せな気持ちに浸っていると、元貴が目を覚ました。
若井「元貴おはよ。」
大森「んぅ…?わかいだぁ…おはょ…」
ぎゅっと抱きついてきたので、可愛くて悶えたい気持ちを抑えつつ、頭を撫でてあげる。
若井「今日は一緒にゆっくりしよっか。」
大森「ん…でもきょく…」
若井「まだ期限までには余裕あるでしょ?」
若井「たまにはゆっくり休まないと。」
ね?と言い聞かせるように言うと、しぶしぶ了承してくれた。
若井「ん、えらいね。」
と褒めてあげると、嬉しそうに寝ぼけ眼でふにゃっと笑い、上に乗ってきた。
大森「しばらくこのままでいたい…。」
そう言いながらぎゅうっとしがみついてくるので、いいよ、と快諾する。
2人でくっついていると涼ちゃんが目を覚まして、不思議そうにきょろきょろしている。
若井「涼ちゃん、昨日元貴から招集がかかって一緒に来たでしょ。」
藤澤「あ、そっかぁ…。」
と言いながらほわっと笑う。
藤澤「てかいいなぁ、僕も混ぜてよ。」
そう言ってくっついてくる。
大森「わぁぁ、」
わちゃわちゃしながら幸せな時間を過ごす。
3人で存分にくっついたところで誰かのお腹が小さく鳴る。
若井「そろそろ朝ごはんにしようか。」
3人でリビングに向かう。
若井「冷蔵庫にあるもの使って適当に作っていい?」
大森「いいよ〜」
冷蔵庫を漁って使えそうなものを取り出していく。あんま食べ物入ってないなぁ…
まぁ、これだけあれば3人分作れるでしょ。
ちゃちゃっとご飯を作って振る舞う。
大森「ん、おいしい。」
藤澤「さすが若井!おいしい〜」
若井「喜んでもらえてよかったよ。」
ご飯を食べ終わると、元貴が
大森「僕、お風呂入ってくるね!最近朝風呂にハマってるんだ〜」
と言って洗面所に向かおうとする。
若井「俺が身体洗ってあげよーか?」
冗談交じりに言うと、少し怒ったように
大森「自分で洗えるしっ!…変態!」
と言って行ってしまった。
藤澤「若井のへんたーい」
若井「変態で結構です〜」
そんなしょうもないやり取りをしながら穏やかな時間を過ごしていると、元貴がお風呂からあがってきた。
大きめのTシャツ1枚だけで髪を拭きながら裸足でぺたぺたとこちらに向かってくる無防備な様子に襲いたくなるのを堪え、おかえりーと声をかける。
大森「ねぇ、髪乾かしてよ。」
ソファの下に座りながらドライヤーを手渡してくる。
若井「いいよ。」
藤澤「なら僕スキンケアしてあげるよ〜」
涼ちゃんは化粧水を手に取り元貴の顔に塗り広げ始める。
しっかりとタオルドライし、湿った髪の毛にドライヤーの風を送り込む。
さらさらの髪の毛が風に靡いて綺麗だな、と思っていると、元貴がもぞもぞしていることに気がつく。
何か言ってる…?耳を凝らして聞いてみると
大森「ん、っ…///あ、」
少し喘いでるようだった。
そーいえば、首と耳弱いんだっけ。
若井「ねぇ、何喘いでるの?誘ってる?」
耳元で囁くと、びくっと肩を震わせる。
こんなのでも感じるんだ…えろ。
でも朝っぱらからヤるのはダメだよな、と
ギリギリの理性で耐え、ドライヤーを終える。
大森「っはぁ…あ、ありがと…。」
ドライヤーを持って洗面所に戻ろうとする元貴の腕を優しく掴み、引き止める。
若井「今日の夜、覚悟しといてね。」
元貴の顔はみるみるうちに真っ赤になっていき、走って行ってしまった。
…
その後、1日好きなことをして無事リフレッシュ出来た3人なのでした。
ちなみに若井さんが言った最終兵器とは
「それとも、壊れるまでぐちゃぐちゃに犯して無理やり休ませないとわかんない?」
合計♡が10000を超えてました!!
皆さま本当にありがとうございます🥹
前回も♡が2000!?ほんとに嬉しくて感謝しかないです🙏
フォロワー様も少しずつ増えて下さっていて嬉しい限りです✨️
交換宣伝とかもしてみたいなぁ…
コメント
14件

甘えん坊の涼ちゃんバージョン見たいです‼️

若井さんの言葉やばいですね…♡口角上がりっぱなしでした!!