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※ sxxn 紫赤 ( 紫桃 要素有 )
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例 🍍→赤、赫
赤 視点
帰りの会も終わり、クラスメイトも続々と教室から出て行き
クラスには俺含め5人も居ない
赤 「いーるま、っ!」
支度を終わらせ、教室から出ようとする貴方に飛びつく
紫 「うぉ、っ」
赤 「なんだ なつか」
紫 「なつで悪かったですね~、笑」
赤 「そーゆわけじゃねぇよ、笑」
こんな何気ない会話ですら幸せを感じるほどには
お前のこと大好きみたい
赤 「てか今日部活ねぇの?」
紫 「おん」
ラッキー
赤 「なら 一緒帰ろーぜ」
紫 「ぁー、わり、っ」
紫 「今日はらんと帰る約束してんだわ、」
らん、
最近お前の口からその名前が出てくるよね
幼稚園から今まで、お前とはずっと一緒にいてきた
所謂 幼馴染ってやつ
この恋心に気付いたのは中学の頃だっけ
そんな漫画で言うならヒロイン的立ち位置にいる俺
らんって言うぽっとでの男にこの立場を譲る訳にはいかない
と、思いつつもお前に 好き や 俺だけを見て などと言える勇気が無い自分に心底呆れる
赤 「ぁ、そーなん、?」
赤 「ならいいわ、っ笑」
紫 「まじすまん、」
赤 「いーよいーよ笑」
( ガラッ
誰、この前髪ピンク
桃 「いるま~、おせぇーっつーの」
紫 「は、っ?お前クラス違うのになんでここにいんだよ!?、」
紫 「お前が遅いから迎えにきてやったんだよ」
お前と仲良さげに話すそいつ
多分、こいつがらんなんだろーな
直感的にそう思った
俺が空気みたいな扱いを受けてるのにようやく気付いたお前
紫 「ぁ、こいつ紹介するわ」
桃 「こいつってなんだよ」
紫 「うるせー」
お互いの頬をつねり合いながらも笑っているお前らを見て察したよ
紫 「俺の恋人のらん、」
桃 「なんか、いざ恋人って紹介されると恥ずいな、笑」
紫 「俺もなんか恥ずい笑」
俺色と言うには赤みが足りない、桃色に頬を染めながら話すお前
初めて見たわ、お前のその表情
赤 「へぇー、笑」
赤 「見ててめっちゃ幸せそうなの伝わってくるわーこのリア充共め、笑」
紫 「だる、っ笑」
紫 「んじゃ、らんも来ちゃったし、俺たち帰るわ」
赤 「ん」
赤 「ぁ、らんさん?、」
らんに耳打ちする
桃 「はい?、」
赤 「いるまのこと、よろしく頼んます、笑」
桃 「…!」
桃 「はい、っ笑」
こっわ、笑
らんを取られるかと思って心配なのかわかんねぇけど、
少し俺に睨みを効かせるお前
だいじょーぶ
俺が狙ってたのはお前だから
「また明日、笑」
俺は、ただただ2人の背中を見つめることしか出来なかった
なーんだ、俺
ただの当て馬だったんじゃん