貴方達と過ごす為に

ーぜんこぱす視点ー

「では、これで入学式を終わります。各自生徒手帳でクラスを確認し、教室に行く様に。」

あっ、そう言えばクラスを確認するのを忘れていた。まぁ今からでも見れるから何も問題は無いのだが。そう頭の中でほのぼの一人で会話しながら教室へ歩いていると

「ドスンッ」 何かがぽれにぶつかった。不意打ちだった為ぽれはよろけ、尻餅を着く。

「わわ、ほんｯとごめんｯ、！！」

ぽれは何も言わず顔を上げるとそこには、

九尾…だろうか？真ん丸な眉毛に狐の獣耳、真紅の眼、そして何より九本のとんでもなく大きくモフモフな尻尾が印象的である。

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ぽれは「全然大丈夫ですよ」そう一言残し去ろうとする。でも彼女は言った。

「待って！同じ獣耳同士仲良くしよーよ！」

正直な話、彼女は怖すぎる。幾らぽれが獣耳を持っていたとは言え、。人間同等なんだぞ。それに比べ彼女にはただならぬオーラが纏っている。目はヒリヒリとしていて、その目は自分が戦闘狂である事を紹介する様であった。

「ま、とりあえず連絡よろしくｯ、！！」

そう言い残し逃げる様に去っていった。

まるで嵐の様な人だ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

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一年二組。此処がぽれの教室。ガラガラと扉を開け、自分の席へ座る。

ザワザワとした教室が一気に静まり返る。

教師が来た。手を二、三回パンパンと鳴らせば自然と目はそちらに向く。

「私は此処の担任。まぁ、宜しく頼むよ。」

そう言った。期間等を指定して喋らないのは、きっと欠けてしまうメンバーの事を見据えて気を遣っているのだろう。と言う憶測がついた。どこまでも優しい。そんな女性だ。

皆が自己紹介をして行く。ある女性が目に入る。よく目を懲らす。もう一度目を擦る。だが、何回みても

さっきぶつかってきた彼女が目の前に居た。

「私はラテです。まぁ人間っぽく言うなら棪咲 昊(えんさき らて)。種族は見てわかる通り九尾。能力は秘密。よろしく。｣

棪咲昊。(以後、ラテさんと呼ぶ事にする。)彼女は先程ぽれにぶつかって来た時とは全くの別人みたいであった。まるで他の奴らと仲良くする気が無いといえばなさそう。まぁ別にどうでもいいのだが。

次、ぽれの番が来た。ぽれはゆっくりと深呼吸をして話し出す。

「ぜんこぱす。人間っぽく言うのであれば熊谷善(くまやまぜん)と言います。種族は白熊。能力はぽれも秘密。よろしくね♪｣

次、と次々に皆が自己紹介をして行く。

担任が「これから宜しく頼むよ！」と元気に言い今日の授業は幕を閉じた。

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ぽれは今日からの寮生活に気分を上げながら、今日からぽれの家となる比較的大きめな家を見る。そして「ガチャリ」と扉を開けると、何やら騒ぎ声が聞こえた。その片方の声には聞き覚えがある。

あっ、ラテさんだ。

脳はそう直感的に察した。そして現場を見に行くや否や、綺麗な青色をしたショートヘア？ミディアムヘア？まぁそんなのは疎い為分からないが、その位の髪をしていて、何より、大きな角？触覚？の生えた女性？とラテさんが二人一緒に盛り上がっている。

そしてラテさんはぽれの存在に気づくや否や、

「ぜんさんも一緒！！！？」と何やら驚いた顔をしている。その言葉から察するに、その角？の生えた女性？と知り合い又は友達なのだろう。

角？の生えた女性？はぽれに自己紹介をして来る。

「私の名前はウパ。人間っぽく言うならば彗夜 憂皇(すいやうぱ)。見ての通りラテの友達。同じ寮のメンバーとしてこれからよろしくな！｣

ちなみにウパさんは女性では無く男性だったそう。なんか申し訳ない。

と言うか種族は？とぽれは気になってしまう。当たり前だろう。そんな大きな角か触覚か知らないが持っていて。気にならないわけがない。ぽれは遠慮気味に聞いて見る。

「種族？嗚呼、何だっけ…水神……だったかな？」

そう言っていた。というかそう聞こえた。

ラテさんもウパさんの発言にうんうんと頷いている。という事はウパさんは水神、なのだろう。この人達強そう過ぎないか。そう思いながら、ぽれは先程学園でしたのと同じような自己紹介をする。

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そこからはラテさんとウパさんと楽しく夜を過ごした。余り関わらないつもりであったが、寮のメンバーであるので致し方ない。

偶にラテさんが「ウパァ！？」と悲鳴を上げるのも、ウパさんが「ラテェェェェェェ！！」と発狂するところも面白くて、自然と口角が上がる。

そんな楽しい楽しい夜はどんどん更けて行く。

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はい！第一話終了デス。成り行きで作ってる為思ってるより時間掛かってます、、まぁ面白い作品にできるように昇進して行きます！

て事でラテさんとウパさんを登場させました。最初から二人も登場させて人数的に大丈夫か､と思いましたがまぁ良いでしょう！

私ですか？嗚呼、この世界を創る者。「創造神」とでも思ってくれれば。

ではではー！

👋🏻‪