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?(君、うちに入らないか?
僕は一瞬びっくりして、飛び降りるのをためらってしまった。
うちへ入らないかってどういう事だ?こんな僕は役に立てないのに、どうしてなんだ?
色々迷った結果、僕は後ろを振り向いて、声の正体を確認した、。
後ろを確認してよかったと今は思っている。
デ(いきなりなんなんですか?ここ、立ち入り禁止な場所なの知ってますか?
?(君だって入っているじゃないか、お互い様だよ。
デ(確かにそうかもしれないですけど、僕には事情があるんです。邪魔しないでもらっていいですか?
?(君、見たところ中学生だよね?こんな危険なとこに入って行くとこ見たら追いかけるしかないじゃないか。それに、光る才能も感じたからね。
デ(光る才能って、僕にはそんなのないですよ。僕、この世にうんざりしてるんです。ここから身を投げたいので、どっかいってくれません?
?(君、ヒーローは、嫌っているかい?
デ(いきなりなんなんですか?最近までは好きでしたけど、今は嫌いですよ。
?(殴る人物が違うだけで、善か悪か決まる世界嫌じゃないかい?そんな世の中を変えたいとか思わないかい?そう思っているならうちにおいで。いつでも待ってるからね。好きな時に来るといい、君の居場所がある。もし、個性が無ければ、個性を分けてあげる事もできるよ。君に期待してるからね。
デ(…。確かにこんな世の中嫌ですけど、そんな嘘みたいな話信じれませんよ。実際に個性とか分け与えることが出来るなら、今ここで僕に個性分けてくださいよ、僕、無個性なんで、。
?(いいとも、。それで君が信用してくれるならいくつでも分け与えるよ、。ここだと危ないから、僕のアジトへ行かないかい?
デ(いいですよ。それで個性が貰えるなら、喜んで着いていきますから。