『ダメなのに』
rz視点
俺――ロゼは、普段は冷静で理知的な青年。
でも胸の奥には、誰にも見せられない渇きがあった。
理性では抑えられない、熱を帯びた欲望。
その夜、帰り道の街灯の下で、影が揺れた。
「……誰だ?」
振り向くと、立っていたのは――らいと。
人の姿をしているのに、異質なオーラ。
目の奥が熱く、俺を見つめている。
理性が警告するけど、体は勝手に惹かれていた。
「ロゼ……」
らいとの声が、震えて、甘く、どこか弱々しい。
その目は、触れられるのを待っている、淫らな色で濡れていた。
思わず心臓が跳ねる。
「お、お前……」
言葉が出ない。理性が逃げ道を探すけど、触れたくて仕方がない衝動に体が動く。
らいとは軽く背を反らせ、俺に身を預けるようにして立つ。
「さわって…?」
甘く震える声。抵抗するどころか、俺に身を委ねている。
理性が叫ぶ。「これは、だめだ」――でも体は、勝手にらいとの温かさに反応する。
指先が肩に触れると、らいとは小さく息を漏らす。
「んあ♡ ふ、ぁッ⸝⸝」
頬を赤く染め、震える指先で俺の腕にしがみつく。
触れたら堕ちる。
でも、俺は止めるどころか、ますますその体に近づいてしまう――
その瞬間、らいとの瞳が見上げて、震えた唇が俺に触れかけた。
「っ、あう..♡ ろっ、ぜッ」
──そこで、夜が二人だけの世界に変わった。
俺は理性と快楽の境界に立ち、らいとは完全に受けとして俺を待つ。
触れたら堕ちる。
その先、止められる者は、この夜には誰もいなかった。
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やっぱり、あーるは苦手😭
コメント
2件
うわー!!! お上手すぎますっ! 性癖にドストライクです👊 続き楽しみに待ってます📣