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「じゃ、お母さんとお父さんは旅行に行ってくるから」
「留守番頼んだぞ」
「うん。いってらっしゃい! 楽しんできてね」
「戸締りはちゃんとするんだぞ。知らない人が来たら絶対に開けては駄目だ。お父さんからの電話には必ず出るように。それから……」
「お父さん。夏海はもう18歳なんだから」
「心配しすぎだよ」
「用心に越したことはないだろう」
「わかったわかった。ちゃんとするから、旅行楽しんできてね」
夏海は両親を見送った。
帰宅
「ただいまー! って、お父さんとお母さんいないんだった。ふふふ。 ついにホールケーキ買っちゃった! 一度でいいから一人で食べてみたかったんだー。さっそく食べよ!」
10分後
「減らない……」
幼馴染を召喚
「なんでオレなんだよ」
「みっちゃんケーキ好きでしょ?」
「好きだけどよー。これ一人で食えると思ったのか?」
「うん。実際食べてみると同じ味でなかなか進まなくて……」
「仕方ねえな。まあ、いけるだろ」
10分後
「うぷっ……。キツ……」
「がんばってみっちゃん! もう少しだよ!」
「オレは三井。諦めの悪い男」
なんとか二人で完食した。
「ふぅー。暫くケーキは遠慮するわ」
「みっちゃんありがとう! 今度は味に飽きないように違う種類のケーキをたくさん買うことにするよ」
「お前、懲りてねえな」
おまけ
「そういやおばさんは?」
「お母さんとお父さんは旅行に行っててわたしは留守番なの」
「ふーん。鍵はちゃんとかけろよ。絶対に知らない奴は出るな。なにかあったらオレに電話しろ」
「……みっちゃん、お父さんみたい」
「あ?」